日本動画協会の発表によると、このレポートは同協会が2009年から毎年刊行している資料です。目的は、アニメ産業の調査と統計・分析を行い、その結果を国内外に広く発信することです。
今回の「アニメ産業レポート2026」は、2025年の調査と分析をまとめたものです。刊行は2026年12月上旬の予定です。
2025年の市場規模の速報値は、TIFFCOM2026のセミナーで先行発表
刊行に先立ち、2025年の市場規模の速報値は、10月30日に「TIFFCOM2026」で開いたセミナーで発表されました。速報値の具体的な金額は、同協会がPRTIMESで配信したプレスリリースに掲載されています。協会のお知らせページには、金額そのものは載っていません。
本誌は、市場規模の数字だけを載せた資料ではありません。アニメ制作会社を対象にアンケートを集計した2025年の数値に加えて、各業界・各メディアの動向報告、有識者によるマーケットの最新情報を収めます。
協会は、国内だけでなく海外市場の拡大が著しいとしています。そのうえで、アニメビジネスの今を知り、今後の産業動向を読み解く材料として使ってほしいと呼びかけています。
掲載内容は5つの章と資料編
掲載内容は、次の5つの章と資料編で構成されます。
- 2025年アニメ産業総括:市場動向の概観と、国内アニメーション産業
- 各分野解説:アニメ映像流通市場(総論、テレビアニメ、劇場アニメ、ビデオパッケージ、ネット配信)と、商品化などの二次利用(商品化、広告・販促プロモーション、アニメ音楽、ライブエンタテイメント)
- 海外動向:世界のアニメ関連の潮流と、世界の中の日本のアニメ
- 特別編:アニメ制作会社のスタジオの立地
- アンケート調査:アニメ産業統計調査アンケート
資料編には、日本のアニメ市場の推移、近年の業界動向、海外展開、制作会社の分布が入ります。市場の推移があるため、年ごとの流れも追えます。
執筆陣は、主筆の森祐治氏(デジタルハリウッド大学大学院 教授)、ジャーナリストの数土直志氏、アニメ産業研究家の増田弘道氏らです。知的財産、メディア、キャラクターのライセンスなど、分野の異なる専門家が加わっています。