かんたん版:専門用語を使わずに説明しています
ひとことで言うと
GoogleのAI学習ノート「Gemini Notebook」で、無料の教科書を数百冊、そのまま取り込めるようになりました。
取り込んだ教科書をもとに、AIが質問に答えてくれます。
何がすごいの?
いちばんの特徴は、答えの根拠が教科書だけになることです。ネットのあちこちから適当に集めた答えではありません。
答えには、教科書のどこに書いてあるかを示すリンクが付きます。自分で確かめたいときも、すぐ元の場所に戻れます。
たとえるなら、教科書のページを開いて、隣で教えてくれる家庭教師のようなものです。
さらに、教科書の内容から次のものも作れます。
- 自分用の学習ガイド
- 練習用のクイズ
- 暗記カード(フラッシュカード)
教科書は、OpenStax、Open Textbook Library、S Chand Publishingといった、米国とインドの提供元のものです。費用はかかりません。
自分に関係ある?
授業で英語の教科書を使う学生や、英語で学び直したい人には関係が深そうです。試験の前に、要点まとめや小テストを自動で作れるからです。
ただし、公式ブログには日本で使えるかどうかは書かれていません。日本の教科書が入っているという説明もありません。
使ってみるには
Gemini Notebookを開き、ノートの中で「Add sources」を選びます。次に「Textbooks」を選ぶと、使える教科書の一覧が出ます。
日本のアカウントで一覧が表示されるかどうかは、元記事では分かりません。まずは自分の画面で確かめてみてください。
概要
GoogleのAI学習ノート「Gemini Notebook」に、無料の教科書が数百冊入りました。
学生は、教科書をノートに追加するだけで、AIに質問できます。
AIの答えは、追加した教科書の内容だけが根拠になります。どこに書いてあるかを示すリンクも付きます。
教科書から、要点をまとめた学習ガイドや小テスト、暗記カードも作れます。
何が発表された?
Googleは公式ブログで、Gemini Notebookに教科書を追加できる機能を発表しました。ブログの日付は2026年10月29日です。執筆者はGemini Notebookのソフトウェアエンジニア、Priya Venkatraman氏です。
対象は、授業用の資料を探している学生です。米国とインドの提供元による数百冊の教科書を、無料で追加できます。
名前が挙がった提供元は次の3つです。
- OpenStax
- Open Textbook Library
- S Chand Publishing
位置づけは、既存サービスの機能拡張です。元記事は、公開済みの機能として紹介しています。研究段階の話ではありません。
背景には、前月に発表された「Expert Intelligence」があります。Googleのブログによると、これはGoogle全体の取り組みです。利用者が信頼する情報源を、GoogleのAI製品で扱いやすくするものです。
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Google Play Booksの電子書籍に加え、授業用の教科書も追加できる
これまでも、Google Play Booksで購入した対象の電子書籍は追加できました。今回はそこに、授業で使う教科書が加わります。
学生は自分で本を買ったり、ファイルを探したりしなくても済みます。ノートの中から、一覧を選ぶだけです。
答えの根拠が、追加した教科書に限られる
元記事によると、教科書を追加すると、すべての回答がその教科書に直接基づきます。AIが一般的な知識で答えるのとは違います。
回答には、本文中の出典表示(インライン引用)が付きます。元の資料へのリンクもあります。
学習では、答えが正しいかを確かめる手間が大きな負担になります。出典が見えれば、その確認が短くなります。
学習ガイド、クイズ、フラッシュカードに変えられる
Gemini Notebookは、教科書の内容を学習用の形に変換できます。元記事が挙げているのは、学習ガイド、練習クイズ、フラッシュカードなどです。
「など」とあり、ほかの形式もありそうです。ただ、具体的な名前は元記事にありません。
追加の手順は2段階
操作は短く済みます。ノートの中で「Add sources」を選び、「Textbooks」を選びます。すると、使える教科書のカタログが表示されます。
画面のデモや図は、元記事にありません。操作の説明は上の1文だけです。
数字で見るとどう変わった?
比べられる数値は、元記事では示されていません。数字は次の1つだけです。
- 追加できる教科書:数百冊(正確な冊数は元記事に記載なし)
回答の正確さや、学習効果に関する測定結果も、元記事にはありません。
ライバルと比べてどう?
元記事には、競合との比較はありません。ここでは編集部の知識で補います(編集部注)。
資料を読み込ませて、その内容だけで答えさせる使い方は、他社のAIサービスにもあります。ただ、教科書の無料カタログを、サービス内から直接選んで追加できる点が、今回の特徴です。
弱みもあります。元記事で確認できる提供元は、米国とインドのものだけです。日本の学校で使う教科書が対象かどうかは、分かりません。
料金は?
元記事に、教科書の追加は「at no charge」(無料)と書かれています。
- 教科書の追加:無料
- Gemini Notebook本体の料金やプラン:元記事では言及なし
- 提供開始時期:元記事の日付は2026年10月29日。段階展開かどうかは言及なし
日本で使える?
まだ分かりません。元記事は、日本での提供について何も述べていません。
教科書の提供元も、米国とインドのものです。試すなら、次の手順で確認してください。
- Gemini Notebookを開き、新しいノートを作る
- 「Add sources」を選ぶ
- 「Textbooks」が表示されるかを確かめる
- 表示された場合は、一覧から教科書を選んで追加する
- 日本語での質問や回答の品質は、元記事に記載がないため、実際に試して確かめる
アカウントの条件や地域制限は、元記事では言及なしです。
自分にはどう関係する?
エンジニアなら
開発者向けの発表ではなく、APIの話も出てきません。ただ、信頼できる情報源に絞って答えを作る設計は、社内向けAIにも通じます。
出典リンクの付け方は、参考になるかもしれません(編集部の見立て)。
企画・マーケティングなら
教育向けのサービスを企画する人には、競合の動きとして押さえておきたい話です。無料の教科書と、AIによる教材づくりが一体になった点が目を引きます。
学習者が「教材を探す」手間を、AIサービスが引き受け始めていることが読み取れます。
経営者・管理者なら
学校や学習塾、人材育成の担当者には、教材の探し方が変わる兆しです。ただし、日本での提供や日本語の教科書への対応は未確認です。
導入を考えるなら、提供状況の確認が先になります。
これまでの流れ
- 10月17日:Google LabsのウッドワードさんとTopol博士が、医療AIを議論。Gemini Notebookを使った論文解析にも触れた(GoogleとDr. Topolが対談)
- 10月29日:Gemini Notebookに、無料の教科書が数百冊追加された(今回の発表)
Gemini Notebookは、医療の論文から学校の教科書まで、資料を読み込んで使う道具として広がっています。
まとめ
Gemini Notebookは、教科書の内容だけを根拠に答え、学習用の教材も作れるようになりました。費用はかかりません。
日本で使えるかは、元記事から分かりません。まず自分のノートで「Add sources」から「Textbooks」を開き、一覧が出るか確かめてください。
使える場合は、出典リンクで本文を確認しながら、クイズやフラッシュカードを試すと効果が分かりやすいはずです。