概要
CanvaがiPad向けに、デザインアプリ「Affinity」を公開しました。絵を描く、写真を直す、パンフレットを作る。この3つが1つのアプリでできます。
個人なら、無料のCanvaアカウントで使えます。iPadで制作する人にとって、道具を何本も行き来しなくてよくなる話です。
AIでノイズを消す機能などだけは、有料のプレミアムプランが必要です。
何が発表された?
マイナビニュースの報道によると、Canvaは11月2日(米国時間)、「Affinity for iPad」をApp Storeで公開しました。新製品ではなく、すでにあるデスクトップ版の「Affinity」をiPad向けに作り直したものです。提供はすでに始まっています。
デスクトップ版は2025年10月に公開されました。写真編集の「Affinity Photo」、ベクターデザインの「Affinity Designer」、ページレイアウトの「Affinity Publisher」を1本にまとめたアプリです(マイナビニュースによると)。
iPad版は、タッチ操作とApple Pencilに合わせて作り直されています。デスクトップ版と共通の「.af」形式を使うため、端末をまたいで同じファイルの編集を続けられます。
前と何が違う?
4つのスタジオで、描く・直す・組むが1アプリに
iPad版は「スケッチ」「ベクター」「ピクセル」「レイアウト」の4つのスタジオでできています。スタジオとは、作業ごとの作業場のようなものです。
どのスタジオの作業も、1つの.afファイルに保存できます。
新しいスケッチスタジオは、ブラシが350種類以上
スケッチスタジオは、iPad版で新しく加わりました。カスタマイズできるブラシが350種類以上あります。
対応するApple Pencilの筆圧と傾きが描画に反映されます。Apple Pencil Proのバレルロールにも対応します。
ベクター編集で、手描きの形を図形に変換
ベクター編集は、ロゴやイラスト向けの機能です。曲線、パス、ノードを調整できます。
手描きの形をベクターシェイプ(拡大しても荒れない図形)に変換する機能もあります。
写真編集はRAW現像から合成まで
写真編集は、RAW現像、選択範囲の作成、レタッチ、合成に対応します。調整、フィルター、エフェクトの結果はリアルタイムで確認できます。
元の画像を残す非破壊編集なので、やり直しがききます。
ページレイアウトで、冊子まで作れる
グリッドやガイドを使って、テキストと画像を配置します。複数ページのパンフレットや書籍を作れます。
紙面内の画像やグラフィックスも、その場で直接編集できます。写真加工からレイアウト調整まで、同じドキュメントで完結します。
他社ソフトのファイルも読み込める
読み込めるのは、PSD、AI、INDD、IDML、PDF、SVGなどです。レイヤーや文書構造は保持されます。
ただし、一部の編集情報は保持されない場合があります。公式FAQによると(マイナビニュースによる)、Photoshopのスマートオブジェクトや高度なフィルターは画像として統合されることがあります。InDesignの高度な書式は、手作業の調整が要る場合があります。
数字で見るとどう変わった?
前の版と比べられる数値は、元記事にはありません。元記事にある数字は次のとおりです。
- ブラシ:350種類以上(スケッチスタジオ)
- スタジオ:4つ
- デスクトップ版の公開:2025年10月
ライバルと比べてどう?
元記事には、他社製品との比較は書かれていません。ここは編集部注です。iPadで使えるデザインアプリには、Adobeの製品群などがあります。
今回の特徴は、Photoshop、Illustrator、InDesign形式のファイルを読み込める点です。無料アカウントで全編集ツールと書き出しが使える点も、判断材料になります。
一方で、AI機能は有料で、デスクトップ版の一部機能は未搭載です。性能や使い勝手の優劣は、元記事からは判断できません。
日本で使える?
CanvaそのものはCanvaの日本向け料金ページがあり、円建てで使えます(当サイトの確認:11/3)。ただし、今回のiPad版が日本のApp Storeで入手できるか、日本語に対応するかは、元記事に書かれていません。
- アクセス先:iPadのApp Store(元記事より)
- 必要なもの:無料のCanvaアカウント(個人の場合)
- 日本語対応・地域制限:確認できていません。App Storeの表示で確かめてください
- 注意点:AI機能は有料プランが必要です。パソコン版の一部機能は未搭載です
自分にはどう関係する?
会社員として
iPadでチラシや資料、冊子を作る人には、試す価値があります。PSDやINDD、PDFなどを読み込めるので、手持ちのファイルがどう開くか確かめられます。
ただし、スマートオブジェクトや高度な書式は、手直しが要ることがあります。仕事の本番ファイルは、コピーで試すのが安全です。
副業・独立を考えている人
ロゴ、イラスト、パンフレットを作る副業なら、書き出しまで無料アカウントで使える点が材料になります。絵、写真、ページ制作が1つの.afファイルで完結します。
ただし、収入にどうつながるかは元記事に書かれていません。
お金・資産づくりの面で
この立場への直接の影響は小さい話題です。強いて言えば、アプリ代と機能追加の費用が無料枠に収まる点が、支出の判断材料になります。
これまでの流れ
- 2025年10月:Canvaが、Affinity Photo・Designer・Publisherを統合した「Affinity」をMac/Windows向けに公開
- 11月2日:CanvaがiPad版「Affinity for iPad」をApp Storeで公開
デスクトップ向けだったAffinityが、iPadでも使えるようになりました。
まとめ
Canvaは、iPad版の機能を今後も拡充する方針です。未搭載のBooks、Batch、Data Merge、マクロ記録、Astrophotography Studioが、今後入るかどうかは注目点です。
次の2つを試してみてください。
- App Storeで日本から入手できるか確認し、無料のCanvaアカウントで使い始める
- 手持ちのPSDやINDDのコピーを読み込み、仕上がりを確かめる