かんたん版:専門用語を使わずに説明しています
ひとことで言うと
Windows 11で右クリックしたときに出るメニューを、すっきり整理できるようになりました。マイナビニュースが伝えています。
散らかった机の引き出しを、使うものだけ手前に並べ直すようなイメージです。
何がすごいの?
- 「送信先」や「ショートカットの作成」などを、1つずつ表示するかどうか選べます。
- アプリが足した項目は「アプリ拡張機能」というまとまりに移ります。
- 記者のテストでは、画像の右クリックが21項目から9項目になりました。
- 以前は表示が落ち着くまで約1~2秒かかっていました。
自分に関係ある?
Windows 11 25H2か26H2を使っている人が対象です。ただし順番に配られるので、更新しても使えない場合があります。
使ってみるには
プレビュー版の更新プログラム「KB5127936」を入れます。新しいメニューの下の「メニューのカスタマイズ」から設定できます。
Shiftを押しながら右クリックすると、従来のメニューも出せます。
同じ機能は11月10日(日本時間11日)予定のセキュリティ更新にも入る見込みです。日本での扱いは元記事に書かれていません。
概要
Windows 11で右クリックしたときに出るメニューを、自分好みに整理できるようになりました。使わない項目は隠せます。
アプリが勝手に足した項目は、ひとまとめの場所に移ります。メニューが短くなり、出るのも速くなるとされています。
毎日ファイルを操作する人にとって、地味ですがうれしい変更です。
何が発表された?
マイナビニュースの報道によると、Microsoftは10月28日(現地時間)、Windows 11向けのプレビュー更新プログラム「KB5127936」を公開しました。プレビューとは、正式な配信の前に先行して提供される更新のことです。
この更新で、エクスプローラーの右クリックメニューが刷新されました。表示速度の改善と、項目のカスタマイズが柱です。
マイナビニュースによると、対象と提供の条件は次のとおりです。
- 対象はWindows 11の25H2と26H2
- 機能は段階的に展開される
- 同じ機能は11月10日(日本時間11日)予定のセキュリティ更新にも反映される見込み
新製品ではなく、既存のメニューの改良です。すでにプレビューとして提供が始まっています。
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標準メニューからアプリの拡張機能を分離
これまでのメニューは、機能の追加やアプリの増加で煩雑になっていました。マイナビニュースによると、CopilotやClipchampなどの拡張機能の読み込みに時間がかかり、表示が遅れることもありました。項目が意図しないタイミングで現れる問題もあったそうです。
今回は拡張機能を標準メニューから切り離し、サブメニューの「アプリ拡張機能」に移しました。
画像ファイルで21項目が9項目に
筆者のテスト環境では、更新前に画像を右クリックすると、「切り取り」「コピー」「名前の変更」「共有」「削除」のアイコンに加え、21項目が並びました。AIアクション、My Phoneに送信、画像の回転なども含まれ、表示が落ち着くまで約1~2秒かかったとのことです。
更新後は9項目になりました。
- 開く
- プログラムから開く
- パスのコピー
- 圧縮先
- デスクトップの背景として設定
- お気に入りに追加
- プロパティ
- アプリ拡張機能
- メニューのカスタマイズ
項目を1つずつ表示・非表示にできる
新メニュー下部の「メニューのカスタマイズ」を押すと、設定アプリの「コンテキストメニュー」画面が開きます。画面は「ファイルアクション」と「追加オプション」の2つに分かれています。
「ファイルアクション」では、「送信先」「印刷する」「ショートカットの作成」「パスとしてコピー」「画像の回転」などの表示を個別に選べます。アプリごとのメニュー項目を出すかどうかも切り替えられます。
追加オプションと従来メニューへの切り替え
「追加オプション」では、切り取りやコピーなどの操作アイコンを通常の項目として表示する設定などを変えられます。従来型メニューに関する設定もここにあります。
Shiftキーを押しながら右クリックすると、従来型のメニューを直接出すこともできます。
数字で見るとどう変わった?
数値は筆者1台のテスト環境での結果です。画像ファイルを右クリックした場合に限られ、他の環境で同じになるとは限りません。
画像の右クリックは、21項目から9項目に整理された。
| 比べること |
前 |
今回 |
変化 |
| 並ぶ項目数(アイコン除く) |
21項目 |
9項目 |
12項目減 |
表示速度は、更新前に約1~2秒かかったと書かれています。更新後の秒数は元記事に示されておらず、確認できていません。
ライバルと比べてどう?
元記事には、他社OSとの比較は書かれていません。
(編集部注)macOSやLinuxのファイルマネージャーにも、右クリックメニューに項目を足す仕組みがあります。ただし、この記事の材料では細かな比較はできません。
料金は?
元記事に価格の言及はありません。Windows 11の更新プログラムとして配られる機能で、追加の課金が必要かどうかは確認できていません。
提供時期は、プレビューが10月28日(現地時間)です。セキュリティ更新への反映は、11月10日(日本時間11日)に予定されています。
日本で使える?
日本向けの提供可否は、元記事に明記されていません。ただ、11月10日(日本時間11日)の更新に入る見込みとされています。段階展開のため、すぐ使えない場合があります。
- 対象はWindows 11 25H2または26H2です。
- プレビュー更新「KB5127936」をインストールします。
- 新しいメニューが出たら、下部の「メニューのカスタマイズ」から設定します。
- 使えないときは、Windows Latestの紹介として、サードパーティーツール「ViVeTool」で有効化する方法があります。管理者権限のターミナルで
.\vivetool /enable /id:60813048 を実行し、PCを再起動します。
- 反映されない場合は
.\vivetool /enable /id:49453572,60813048 も試せるそうです。
- ViVeToolはMicrosoft公式の手順ではありません。不具合の恐れがあるため、バックアップを取ってから試してください。
自分にはどう関係する?
エンジニアなら
拡張機能がサブメニューに分かれるため、アプリ側の項目の見え方が変わります。自分のツールが入れた項目も対象です。業務PCではShift+右クリックで従来型を呼び出せるため、慣れた操作は残せます。
企画・マーケティングなら
画像や資料を日常的に扱うなら、「送信先」や「パスとしてコピー」など使う項目だけ残すと、操作の手数が減ります。使わない項目を隠せば、迷う時間も減ります。
経営者・管理者なら
社内PCは段階展開のため、環境ごとに見え方が揃わない時期が出ます。問い合わせ対応のため、11月10日の更新の前に周知しておくと安心です。ViVeToolは非公式なので、社内PCでの利用は慎重に判断すべきです(編集部の見方)。
これまでの流れ
Windows本体の使い勝手をめぐる話題として、近い時期の発表です。
まとめ
右クリックメニューを自分で整理できる機能が、プレビューとして始まりました。正式な配信は、11月10日(日本時間11日)の更新に反映される見込みです。
25H2か26H2なら、まず「メニューのカスタマイズ」が出るかを確認してください。出なくても段階展開のためなので、無理にViVeToolを使わず、安定版の更新を待つのが無難です。