ヘルスケアは、iPhoneやApple Watchで集めた心拍や睡眠などのデータを確かめるAppleの標準アプリです。Appleは、これを作り直した新しい版の対応言語を広げました。Apple Newsroomによると、対応するのは日本語、英語(グローバル)、中国語(簡体字・繁体字)、フランス語、韓国語、ノルウェー語、ポルトガル語、スペイン語、トルコ語、ベトナム語です。
iOS 27.3のデベロッパ向けベータ版では11月3日から利用できます。
一般のユーザーには、年内に無料のソフトウェアアップデートとして提供される予定です。Appleは、新しい言語への対応を今後も広げていくとしています。
Apple Intelligence自体は日本で使え、対応言語に日本語があります(当サイトの確認:11/3)。
画像:Apple(公式発表)「インサイト」と「For You」で毎日の状態をつかむ
再設計の中心は、Apple Intelligence(AppleのAI機能)です。個人の健康指標に合わせて、最適な一日の過ごし方や、長期的な健康状態の見方を示します。
「インサイト」タブは、心臓、睡眠、準備度、フィットネス、バイタル、周期記録のデータを要約します。一日を通して、その時々の情報を表示します。
「For You」セクションは、毎日の習慣に合わせたおすすめを出します。たとえば睡眠の中断が何夜か続くと、就寝前のリラックスのための習慣を見直す案内が出ます。
データに合わせて、臨床専門家が登場する教育ビデオや記事も届きます。
画像:Apple(公式発表)「ロンジェビティ」タブと「ヘルス年齢」の仕組み
新しい「ロンジェビティ」タブは、長期的な指標を分析して見せます。扱う分野は次のとおりです。
- 心臓の健康
- 睡眠
- 心の健康
- 身体の動き
- 代謝の健康
- 聴覚
- 栄養
タブの中心にあるのが「ヘルス年齢」です。Apple Watchのデータを、体の状態が実年齢と比べてどう推移しているかを示す指標に変えます。使うデータは、最大酸素摂取量(VO2 max、運動時に取り込める酸素の量)、安静時心拍数、睡眠、心拍変動などです。
A1c(血糖値の長期的な目安)やLDLコレステロールなどの臨床検査データを取り込んで、長期的な状態を確かめることもできます。
自宅の運動機能評価は端末内で完結
今回のアップデートでは、自宅での運動機能の評価も加わります。特別な機器は要りません。
iPhoneのカメラとApple Watchで、柔軟性、筋力、バランス、身体の動き、VO2 maxを測ります。結果は音声や画面でその場でフィードバックされます。
この体験には、端末の中で動く視覚ベースのAIモデルを使います。臨床専門家と共同で開発され、処理は完全に端末上で行われます。Appleによると、ビデオが記録、保存、共有されることは一切ありません。
使うための条件と、今できること
使えるのは、最新のソフトウェアを搭載し、Apple Intelligenceを有効にしたiPhoneとiPadです。一部の機能はiPhoneだけで使えます。
条件は機能ごとに異なります。
- 「ヘルス年齢」にはApple Watchが必要です。
- VO2 maxを推定するテストには、Apple Watch、AirPods Pro 3、または他社製の心拍数センサー搭載デバイスが必要です。
- 一部の機能は18歳以上のみが対象です。
Apple Intelligenceは、デバイスとSiriの言語を日本語などの対応言語に設定すると使えます。Appleの案内によると、対応機種にはiPhone 16以降のモデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxなどがあります(Appleサポート、11/4確認)。
現在は、デベロッパ向けのベータ版の段階です。一般のユーザーは、年内のアップデートを待つことになります。