概要
金融庁は2026年10月31日、相談窓口の情報を公開しました。相次ぐサイバー攻撃による大規模な個人情報流出の被害や、それに伴う二次被害への不安を解消するためです。お取引のある金融機関からの情報流出に悩む方が、電話やウェブを通じて相談できる仕組みとなっています。一人ひとりの不安や疑問に対し、相談員が丁寧に対応する方針です。
何が発表された?
で、具体的に何が始まったのでしょうか。金融庁が公表したのは、金融サービス利用者相談室における「個人情報流出の被害に遭われた方・ご心配のある方向けの相談窓口」の案内です。我が国の企業などに対する相次ぐサイバー攻撃により、深刻な個人情報流出が生じている事態を背景に急遽設置・案内されました。相談者からの情報を受け付けつつ、必要に応じて適切なガイドを行う取り組みとなっています。
どんな制度?
対象となる相談内容とは?
お取引のある金融機関からの情報漏えい被害に遭われた方が対象です。二次被害への不安を抱える方も対象となります。また、事前相談として、一般的な金融商品の契約における留意点を受けることも可能です。金融機関が破綻した際の保護の仕組みについてもガイドを受けることができます。
受付の仕組みと体制
相談室では、利用者の声を聞きながら適切な機関の紹介や論点の整理を行ってくれます。ただし、個別のトラブルにおけるあっせんや仲介、調停を行うことはできません。また、正確な対応と内容の明確化のため、通話内容は録音される仕組みになっています。
留意すべきルール
職員への誹謗中傷や、同主旨の相談を執拗に繰り返して業務の妨げとなる場合、対応が中止されることがあります。また、明らかに詐欺的被害に遭いそうであるなど、犯罪行為等に関わると判断された場合は、本人の同意がなくても警察や金融機関に情報提供される場合があります。
いつから、誰が、何をすればいい?
| 項目 |
内容 |
出典 |
| 対象者 |
金融機関からの情報流出に遭った方や心配な方 |
金融庁公式発表 |
| 電話受付時間 |
平日10時00分〜17時00分 |
金融庁公式発表 |
| 電話番号 |
0570-016811(一般)、0570-016812(予防的ガイド) |
金融庁公式発表 |
| ウェブ・FAX |
ウェブは24時間、FAXは高齢者・障害者専用で24時間 |
金融庁公式発表 |
今までと何が変わるのでしょうか。従来の一般的な金融サービスに関する相談窓口に加え、個人情報流出や二次被害に特化した相談経路がより分かりやすく整理された形となります。
なぜ今?気をつけることは?
なぜこの窓口が注目されているのでしょうか。近年、企業や組織を狙ったサイバー攻撃が相次ぎ、個人情報の流出が社会問題化しているためです(編集部注)。気をつけるべき点として、車両の運転中におけるハンズフリーでの電話相談は安全上の理由から応じてもらえません。また、原則としてメールや文書での個別回答は行われていないため注意が必要です。
自分に関係ある?
自分にはどう関係するのでしょうか。普段から銀行や保険会社などの金融機関を利用しているすべての人が対象となります。特に、利用している企業やサービスから「情報流出の可能性がある」と通知を受けた人にとっては重要です。二次被害に不安を感じている人にとっても、直接公的機関に相談できる重要な受け皿となります。関係が薄い人にとっては直接利用する機会はありませんが、セキュリティリスクへの備えとして知っておくべき情報です。
もう申し込める?使える?
読者が実際に利用するにはどうすればいいのでしょうか。以下の窓口から今すぐ連絡や申請が可能です。
- 電話での相談:平日の10時から17時まで、ナビダイヤル(0570-016811)またはIP電話(03-5251-6811)に連絡する。
- ウェブでの相談:金融庁の「金融サービス利用者相談室」ウェブ受付窓口から24時間いつでもフォーム送信が可能。
- 文書での郵送:〒100-8967 東京都千代田区霞が関3-2-1 中央合同庁舎第7号館の金融庁金融サービス利用者相談室宛てに写しを送付する。
- FAXでの相談(高齢者・障害者専用):03-3506-6699宛てに24時間送信する。
まとめ
今後の予定と、読者が次に取るべき行動は何でしょうか。金融庁による相談受付はすでに開始されており、必要に応じていつでも利用できます。万が一の個人情報流出に直面したときは、慌てずに公式の窓口へ電話やウェブから相談を行ってください。まずは金融庁の公式サイトにアクセスし、最新の窓口情報を確認することが最初のステップとなります。