ひとことで言うと
オンライン診療サービスに寄せられた相談を調べたところ、全体の35.7%を占めて一番多かったのは「不眠・睡眠の悩み」でした。仕事のプレッシャーや生活リズムの乱れで眠れず、通院の時間が取れない人たちが、自宅からLINEで医師に相談して治療を続けていることが分かりました。
何が発表されたのか
iput株式会社は、同社が運営するオンライン診療サービス「御用聞きドクター」に寄せられた診療相談563件をもとに、症状別のランキングを発表しました。調査期間は2025年8月から2026年10月までで、無断キャンセルを除いた実際の相談内容を自社で集計したものです。急な風邪の症状よりも、長く続く悩みについてオンラインで医師に相談したいというニーズが浮き彫りになりました。
発表の中身をくわしく
1位は「不眠・睡眠の悩み」、全体の35.7%に
集計の結果、最も多かったのは「不眠・睡眠の悩み」で201件(35.7%)を記録しました。2位の「ダイエット・体重管理」(30.6%)、3位の「メンタル不調」(22.2%)を大きく上回る結果となっています。寝つけない、眠りが浅いといった悩みが多くの人を悩ませている実態がわかります。
国内と海外で異なる相談の傾向
発送先別の集計では、国内と海外でニーズの違いが見られました。国内への発送では「不眠」が56%と過半数を占めたのに対し、海外への発送では「ダイエット・体重管理」が47%で最多となりました。海外からの相談は全体の約7割を占めており、現地の言葉で医療機関を受診するハードルの高さや、日本で使っていた薬を求めたい事情が背景にあるようです。
不眠の相談は約半数がリピート利用
不眠の相談201件のうち、102件がリピート利用でした。通院の時間を確保するのが難しい方が、オンライン診療を使って治療を継続しているケースが多いことが分かります。また、不眠の相談のうち28件は、落ち込みや不安といったメンタル不調も同時に抱えていました。
数字で見るポイント
| 項目 |
数値・割合 |
出典 |
| 相談総数 |
563件 |
御用聞きドクター調べ |
| 1位:不眠・睡眠の悩み |
201件(35.7%) |
御用聞きドクター調べ |
| 2位:ダイエット・体重管理 |
172件(30.6%) |
御用聞きドクター調べ |
| 3位:メンタル不調 |
125件(22.2%) |
御用聞きドクター調べ |
| 国内発送の不眠割合 |
56% |
御用聞きドクター調べ |
| 海外発送のダイエット割合 |
47% |
御用聞きドクター調べ |
| 海外発送の全体割合 |
283件(72.9%) |
御用聞きドクター調べ |
| 不眠相談のリピート件数 |
102件(約半数) |
御用聞きドクター調べ |
背景と業界への影響
オンライン診療は、単なる風邪の受診だけでなく、継続的な治療やデリケートな悩みを解決する手段として定着しつつあります。特に多忙なビジネスパーソンや海外赴任者など、物理的に日本のクリニックに通うのが難しい層にとって、日本語で相談できる環境の価値は高まっています。(編集部注:医療サービスのデジタル化が進む中、患者のライフスタイルに合わせた選択肢の一つとして今後も利用が広がるとみられます)
自分に関係ある?
仕事や家庭の事情で夜になっても気が休まらず、寝つきが悪くなっているビジネスパーソンや子育て世代に直結する内容です。また、海外で生活していて日本の医療サービスや処方薬が恋しいと感じている方にとっても、自分の状況と重なる部分が多いはずです。一方で、対面での対話を重視する方や、普段から医療機関への通院に不便を感じていない方にとっては、直接的な影響は大きくありません。
利用・取引できるか
御用聞きドクターでは、眠れない悩みに対応した「不眠症の処方薬セットプラン」を提供しています。
まとめ
今回の調査から、多くの人が睡眠や心身の不調を抱えながらも、オンラインを活用して治療を続けようとしていることが分かりました。眠れない日が続くときは生活習慣を見直すとともに、必要に応じて専門の医師へ相談を検討してみましょう。