この記事の章立て 概要 何が発表された? どんな製品? スペックと価格は? 前と何が違う?注意点は? 自分に関係ある? もう買える?使える? まとめ 概要
KDDIは、欧州のデータセンター事業を担うTelehouseヨーロッパを通じて、ロンドンのデータセンター用地を追加取得しました。約470億円を投じて受電容量を65MVA確保します。これにより、AI時代の需要に対応するデジタルインフラを整備します。ロンドン市内におけるデータセンターの総受電容量は、約1.8倍に拡大する見込みです。この投資は、欧州のデジタルインフラへの長期的な取り組みの一環です。
何が発表された?
KDDIの発表によると、2026年10月29日付でロンドンのドックランズ・キャンパスに隣接する用地の取得が完了しました。今回の取り組みは、欧州で急速に拡大するAI関連のデータセンター需要を見据えた長期的な投資です。取得した用地では、今後、新しいデータセンターの建設が進められます。具体的には以下の設備を導入します。
高性能なGPUサーバーの設置
大容量・低遅延なネットワーク接続
これは、既存の「Telehouse West 2」に続く、同拠点でのインフラ強化計画です。ロンドンは金融機関や取引所が集積する重要な拠点です。通信・金融インフラを支える役割を担っています。
あわせて読みたい KDDIら、自動運転の遠隔監視でL4S技術を実証|塩尻市 → どんな製品?
65MVAの受電容量
今回新たに確保された65MVAの受電容量は、AI処理に不可欠な高性能サーバーを安定稼働させるための基盤となります。大規模な電力供給能力は、現代のデータセンターにおいて競争力の源泉です。この容量により、高密度なサーバー環境の構築が可能となります。
高性能GPUサーバーへの対応
建設予定のデータセンターは、高性能なGPUサーバーの設置を前提とした設計になります。AIの推論や学習といった計算負荷の高い処理を効率的に行うための環境が提供される予定です。これは、近年注力している推論AI需要への対応を強化するものです。
世界No.1のコネクティビティ
Telehouseヨーロッパが展開するロンドン拠点は、Peering DBにおいて世界No.1のコネクティビティを誇ります。金融街から約6kmという立地を活かし、金融機関や取引所との低遅延接続を実現しています。1994年よりロンドン・インターネット・エクスチェンジの本拠地となりました。トラフィックの中心的役割を担っています。
スペックと価格は?
項目
内容
出典
投資額
約470億円(約2億2,000万ポンド)
KDDIニュースリリース
追加受電容量
65MVA
KDDIニュースリリース
総受電容量の増加率
約1.8倍
KDDIニュースリリース
今後の用途
AI需要に対応するデータセンター建設
KDDIニュースリリース
前と何が違う?注意点は?
Telehouseヨーロッパのロンドン市内における既存データセンターの総受電容量は77.6MVAでした。今回の用地取得によって65MVAが加わります。これにより、総受電容量は約1.8倍へと引き上げられます。なお、建設中の「Telehouse West 2」はこの容量計算には含まれていません。また、本キャンパスは100%再生可能エネルギーによる電力供給を実現しています。環境負荷の低減にも寄与しています。
自分に関係ある?
この発表は、主にグローバルに展開する企業や、AIサービスを提供する事業者にとって重要です。ロンドンは金融と通信のハブです。同拠点を利用する企業は、より高性能なコンピューティング環境を欧州で確保できるようになります。一般の個人ユーザーにとっては、直接的な利用機会はありません。しかし、私たちが日常的に触れるデジタルサービスや金融インフラの裏側で、より強固な基盤が構築されることを意味します。AI活用の拡大を支えるインフラが整備されることで、将来的なサービス品質の向上が期待されます。
もう買える?使える?
本施設は法人向けのデータセンターであり、個人が直接申し込むものではありません。詳細なスペックや今後の建設計画については、KDDIの公式サイトにあるニュースルームから確認してください。Telehouseは世界10カ国以上で展開しています。通信事業者やクラウド事業者など3,000社を超える企業のITインフラを支えています。
まとめ
KDDIはロンドンでのデータセンター用地取得により、AI時代を支えるインフラ基盤を強化しました。今後は新たなデータセンターの建設が進められる予定です。最新の進捗については、KDDIの公式情報を随時確認してください。KDDIグループは今後も国内外のデータセンター基盤の強化を通じ、AI時代を支えるデジタルインフラの整備を推進していきます。