デモの冒頭(0:03)では、ChatGPT Workのチャットインターフェースに対して「Create a dashboard using the Data plugin and Sites Semantic Layer to measure Sites adoption and usage.」(データプラグインとSitesセマンティックレイヤーを使用して、Sitesの導入と利用状況を測定するダッシュボードを作成してください)というプロンプトが入力されます。この指示を受けると、画面右側のプレビュー領域に「Sites adoption and usage」と題されたダッシュボードが瞬時に生成されます。画面上には「Creator adoption rate(クリエイター導入率:8.9%)」や「New creator WAU(新規クリエイター週次アクティブユーザー:885名)」、「New creator WAU growth(新規クリエイターWAU成長率:148名、前週比+3.5%)」といった主要なKPI(重要業績評価指標)が、見やすいカード形式のデジタル数値として配置されます。さらに、その下部には「Creator adoption rate」の推移を示す折れ線グラフや、「Creator WAU: new vs. returning」を比較する面グラフ、「Weekly creator WAU growth」の棒グラフが自動的にレイアウトされます。このように、データの関連性をAIが自律的に判断し、最適なビジュアル表現を選択して配置する点が極めて先進的です。
インタラクティブなファンネル分析とユーザー行動の可視化
動画の0:12付近では、ダッシュボードの第2タブである「Creation-to-publication funnel」(作成から公開までのファンネル)が実演されます。ここでは、ユーザーがサービスを開始してから実際にコンテンツを公開するまでの各プロセスにおける「離脱率(drop-off)」が、美しいサンキーダイアグラム(Sankey Diagram)のような帯状のフロー図で可視化されています。具体的には、「Creation access(10Kユーザー)」からスタートし、「Create started(1.6K)」、「Successful creation(1.5K)」、「Publish(1.3K)」へと遷移するプロセスが色分けされて示されています。右端には「Not published(未公開)」、「Published(公開済み)」、「Did not start(未開始)」といったステータス別の最終結果がマッピングされ、どこでユーザーが離脱しているのかが一目で把握できます。さらに、その下部には「Stage conversion over time」として、ステップごとのコンバージョン率(例えば「Stage 1: ACCESS to START Rate」は15.7%など)が日付(6月9日、6月16日、6月23日など)とともに時系列で表示されており、施策の効果検証に直結する詳細な分析が可能です。
複数タブによる多角的なセグメント分析(「Organizations」タブ等)
ダッシュボードの上部には、「Adoption & Retention」「Organizations」「Creation Target」といった複数のタブが用意されており、ユーザーはこれらを自由に切り替えて分析の切り口を変更できます。動画の0:18で「Organizations」タブが選択されると、組織レベルでの導入状況を示す画面に切り替わります。ここでは「Organizations(組織数:12)」、「Median creator adoption(クリエイター導入率の中央値:8.6%)」、「Growing organizations(成長中の組織:12組織中9組織、75%)」といった、B2Bビジネスにおいて極めて重要なアカウント単位のメトリクスが提示されます。画面右側には「Segment」というドロップダウンメニューが用意されており、「All segments」から特定の顧客セグメント(大手企業、中小企業など)にフィルタリングすることも可能です。下部には「Adoption and launch since launch」の散布図や「Creator adoption by organization segment」の棒グラフが描画され、多角的なデータ探索をノンプログラミングで実現しています。
動画内では、モデル自体の処理速度やベンチマークスコア(MMLUやMATHなど)に関する直接的な数値の提示はありませんでした。デモ画面の左下には「OPT-4 Astra」というモデル名が表示されており、これがOpenAIの次世代モデル、あるいはビジネス向けに最適化された専用のエージェントモデルであることを示唆しています。また、チャット画面には「Worked for 9m 11s」という表示があり、実際のバックエンド処理(データのクエリ実行、セマンティックレイヤーの解析、ダッシュボードコードの生成など)には約9分11秒を要したことが示されています(動画自体はデモ用に編集されており、実際の待ち時間はカットされています)。