使う人への影響
透かしは文章の意味や読みやすさを変えません。利用者の情報も含まれません。通常は、リクエストの書き方を変える必要はありません。
ただしSonnet 4.6では、temperature、top_p、top_kを既定値以外にすると、透かしが付かない場合があります。透かしに頼るなら、この3つを外します。
フレームワークが自動で入れる値も対象です。
ほかのモデルの対応状況は、公式ヘルプの一覧表で確認できます。
透かしに頼る開発者はSonnet 4.6の設定を見直し、そうでなければ変更は不要です。
11/4時点の判定。発表内容をもとにAIで判定しています。最新の提供状況は公式情報をご確認ください。
発表内容をもとにした一般的な情報です。導入や契約の判断は、公式情報を確かめたうえでご自身で行ってください。
Claude Platformのリリースノート(API)は11月3日の項目で、Claude Mythos 5、Opus 4.7、Sonnet 4.6が生成する文章にAnthropicの電子透かしが付くと記しました。Sonnet 4.6では、temperatureなどを既定値以外にした要求で付かない場合があります。リクエストや応答処理の変更は不要とされています。
要約版:専門用語を控えて説明しています
透かしは文章の意味や読みやすさを変えません。利用者の情報も含まれません。通常は、リクエストの書き方を変える必要はありません。
ただしSonnet 4.6では、temperature、top_p、top_kを既定値以外にすると、透かしが付かない場合があります。透かしに頼るなら、この3つを外します。
フレームワークが自動で入れる値も対象です。
ほかのモデルの対応状況は、公式ヘルプの一覧表で確認できます。
電子透かしは、文章そのものに人の目に見えない目印を織り込み、AIが書いた文章だと後から機械的に見分けられるようにする仕組みです。Claude APIで文章を生成するアプリを作る開発者や、AI生成物の扱いを決める企業に関わります。
Claude Platformのリリースノート(API)は、2026-11-03の項目で次のように記しました。Claude Mythos 5、Claude Opus 4.7、Claude Sonnet 4.6が生成する文章には、Anthropicの電子透かしが付きます。対象のプラットフォームは、公式ヘルプ「How Claude marks AI-generated content」に一覧があります。
透かしが付いても、使い方は変わらない
公式ドキュメント「Text watermark」によると、透かしは出力の意味、品質、読みやすさを変えません。トークン(AIが文字を数える単位)も隠し文字も増えません。利用者や組織の情報も含みません。
そのため、リクエストの書き方や応答の処理を変える必要はないとされています。
文章そのものに織り込まれているので、コピーして別の場所に貼ると、透かしも一緒に移ります。公式ヘルプは、一部の編集を経ても残る場合があるとも説明しています。ただし、必ず残るとは述べていません。
Sonnet 4.6はサンプリング設定に注意
例外はSonnet 4.6です。temperature(出力のばらつきを決める値)、top_p、top_kのいずれかを既定値以外にした要求では、生成文に透かしが付かない場合があります。
透かしに頼るなら、3つのパラメーターすべてを要求から外す必要があります。フレームワークやクライアントライブラリが自動で設定する値も含みます。
公式ヘルプの一覧表にも、Sonnet 4.6について同じ注記が付いています。ほかのモデルに同じ条件があるかどうかは、リリースノートには示されていません。
背景にはEU AI法の行動規範
公式ヘルプによると、AnthropicはEU AI法第50条2項に関する「AI生成コンテンツの透明性に関する行動規範」に署名しました。生成AIのモデルとシステムの両方の提供者としての署名です。
この規範のもとで、2026年8月2日以降にEUで公開するClaudeのモデルは、公開時から機械可読な印に対応します。文章には透かしを、生成するファイルにはContent Credentials(C2PA、コンテンツの来歴を記録する規格)を、対応する範囲で付けるとしています。
対象は、Claude Platform(API)、Claude、Claude Code、Claude Cowork、Claude Tagです。Claudeが提供される世界のどの地域でも適用されます。ただし、プラットフォームや機能によっては、一部の印に対応しない場合があります。
クラウド経由の利用と、既存モデルの扱い
AWS、Google Cloud、Microsoft Foundry経由で対応モデルを使う場合も、文章に透かしが付くとされています。C2PAは、Claudeがファイルを作る場面に限られます。
公式ヘルプの一覧表には、Mythos 5とOpus 4.7、Sonnet 4.6に「✅*」の印があります。注記は「Amazon Bedrockでの展開は11月10日までに完了する」です。Sonnet 4.6には「†」の注記もあります。
抽出された表では列の位置が崩れていて、どの列に印が付くのかを確定できません。列ごとの対応は公式ヘルプの表で確認してください。
2026年8月2日より前に公開されたモデルについて、公式ヘルプは、法に移行期間があるとしています。Anthropicは対応を追加する作業を進めている段階です。表にはほかにも多くのモデルが並びますが、このリリースノートが対象に挙げたのは3モデルです。
検出は限定公開、日本でも使える
透かしの検出機能は、限定的なプレビュー(private preview)の段階です。規制当局、法執行機関、報道機関、ファクトチェック機関、独立の研究者、教育機関などが対象です。自社のClaudeの出力を確認したい企業も使えます。検出APIの公開範囲は、順次広げる計画です。
日本でも、Claude APIは利用できます。Anthropicの対応国・地域に日本が含まれています(当サイトの確認:11/3)。透かしは対象モデルの出力に付くため、日本から使う場合も同じ扱いだと考えられます。
編集部の見方では、透かしに頼る予定がなければ、Sonnet 4.6の設定を急いで変える必要はありません。透かしを前提にした運用では、3つの設定の有無が出力に直結します。
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