概要
Windowsブログの発表によると、Microsoft 365 Copilot in SharePointの2026年10月の新機能ロールアウトが開始されました。今月のリリースでは、AIがコンテンツを作成したあとの各工程が強化されています。具体的には「レビュー」「再構成」「公開」「共有」の工程です。作業のためにSharePointから何度も別のツールへ移動する手間を減らせます。日々の業務を効率化できるのが特徴です。
何が発表された?
マイクロソフトは、Copilot in SharePointにおける2026年10月の新機能群を発表しました。9月30日に一般提供のロールアウトが始まったばかりです。今回はその後の発展として、機能が多数追加されています。作成後のコンテンツ管理をスムーズにする機能です。主な機能として、以下の点が挙げられます。
- SharePointを離れないPDFのページ単位・セクション単位での操作
- バージョン履歴の読み取りと以前のバージョンへの復元
- ライブラリ内での画像の直接作成と編集
- ほぼリアルタイムでメタデータを自動入力するAdvanced Autofill
- 生成されたHTMLのコメントによるレビューと更新
- HTMLをSharePointページとして表示・共有
- Copilotからの直接メール送信
- 外部システム(GitHubやDynamics 365など)とのプラグイン連携
- Teamsへの豊富な書式設定による自動通知ワークフロー
- サイトやコンテンツのパフォーマンスを自然言語で確認する機能
前と何が違う?
SharePointを離れずPDFを分割・結合できる
これまでは専用の編集ソフトを使っていたようなPDFの操作があります。それがSharePoint上で直接行えるようになりました。ページやセクションの抽出が可能です。添付ファイルの挿入やページの並べ替えもできます。個別ファイルへの分割をCopilotへのプロンプト指示で実行できます。
以前のバージョンを会話形式で復元できる
複数のファイルバージョンを手動で開き比べて確認する作業があります。この代わりに、Copilotに変更内容の説明を頼むことができます。内容を把握した上で、不要な編集を元に戻すことが可能です。承認済みの以前のバージョンに復元させられます。
ライブラリ内で画像を直接作成・編集できる
SharePoint上に保存されている画像を対象にします。新しい画像の生成や既存画像の編集ができるようになりました。これらはCopilotウィンドウのプレビューで行えます。社内のPiiに関するカスタムスキルと組み合わせた墨消し作業にも対応します。
ほぼリアルタイムでメタデータを自動入力するAdvanced Autofill
Advanced Autofill機能があります。これにより、ドキュメントのライブラリをフィルター可能な構造化データへすばやく変換できます。必要な列について説明すると、Copilotが各ファイルを読み取ります。そして数分で値を入力します。
生成されたHTMLをコメントでレビューして更新できる
AIが生成したHTMLコンテンツがあります。これに対し、Word文書と同じ感覚でコメントを残せます。修正を依頼することも可能です。Copilotが基になるHTMLやCSSの編集を処理します。レイアウトの編集も処理するため、コードを直接書かずに直感的な調整が可能です。
Copilotからメールを直接送信できる
HTMLレポートや要約を作成させることができます。計画の最新情報などをCopilotに作成させることも可能です。そのあと、送信先を指定してメール本文としてそのまま送信できるようになりました。ファイルを持ち歩くことなく、ワンプロンプトで関係者に情報を届けられます。
数字で見るとどう変わった?
Windowsブログの発表があります。これによると、Advanced Autofill機能を利用した場合の処理について記載があります。ほとんどのファイル処理が数分で完了します。ただし、サービスが特に混雑している場合は注意が必要です。最大で約1時間かかる場合があるとされています。その他の詳細なベンチマーク数値については言及がありません。パフォーマンス測定結果についても、元記事内での個別数値の提示はありません。
ライバルと比べてどう?
(編集部注:ここでは文書管理やコラボレーションツールにおける生成AIアシスタント機能全般との比較について言及します。)Google WorkspaceでもAIによる要約が提供されています。各種ドキュメント管理プラットフォームでも検索機能が提供されています。しかし、今回のCopilot in SharePointには特長があります。PDFの分割ができる点です。メタデータの自動入力ができる点もあります。HTMLの直接レビューができる点も特長です。さらにはDynamics 365やTeamsとの連携があります。これらはMicrosoft 365エコシステム全体との深い統合です。それが一つのプラットフォーム上で完結する点にあります。個別ツールの連携において優れています。ガバナンスの管理においても同様です。Microsoft 365環境をすでに導入している企業にとっては非常に親和性が高いと言えます。
料金は?
今回の新機能の大部分があります。それらはMicrosoft 365 Copilot licenseに含まれています。ただし、一部の機能には注意が必要です。画像の生成と編集の機能があります。Advanced Autofillの機能もあります。サイト分析の機能もあります。これらについては、一般提供の一環としてロールアウトされる「Copilot Credits」を使用します。価格に関する個別の詳細な金額があります。これについては、元記事内では言及されていません。
日本で使える?
日本から利用可能です。今日から試すためのポイントは以下の通りです。
- 対象のアカウント環境を用意する(Microsoft 365 Copilot license)
- SharePointの該当サイトにアクセスし、Copilotウィンドウを開く
- 日本語のプロンプト(指示文)を用いて、PDFの操作や自動入力などの機能を直接呼び出す
- 必要に応じてAdvanced AutofillやCopilot Creditsの設定を確認する
自分にはどう関係する?
エンジニアなら
HTMLの細かいコード編集があります。これをAIへのコメントで処理させることができます。また、外部システムと連携するプラグインを活用することも可能です。システムのデータをSharePoint側とスムーズに連動させたりする場面があります。そのような場面で作業負担が減ります。
企画・マーケティングなら
PDFの資料一式があります。ここから必要な価格セクションだけを切り出すことができます。また、サイトの閲覧数などのパフォーマンスを自然言語で質問することも可能です。ユニークビジター数などのパフォーマンスも質問できます。それらをもとにカスタム分析レポートを作成するのに役立ちます。
経営者・管理者なら
チームのドキュメントライブラリがあります。ここから自動的に構造化された課題リストを作成させることができます。また、高額な請求書の更新を自動化できます。重要な契約書の更新を自動化することも可能です。それらをTeamsのチャネルへ自動通知させられます。これにより、組織全体のガバナンスを高められます。情報共有スピードを高めることにもつながります。
まとめ
今月のリリースがあります。これはAIが進化していることを示しています。AIはコンテンツを作成するだけではありません。その後のレビューや共有までをこなします。それらを一つの場所で完了させる方向へ進化しています。まずはMicrosoft 365 Copilotの環境を用意してください。そこからPDFの操作を試してみてください。自動入力などの機能もあります。それらを日々の業務に組み込んで試してみてください。