要約版:専門用語を控えて説明しています
何ができるのか
専門の担当者に頼まなくても、自分で分析できます。SQL(データを取り出すための専用言語)やBIツールの知識はいりません。
データのファイルを入れると、標準のダッシュボードが自動で作られます。見る角度を変えたり、深く掘り下げたりする作業も、すぐ反映されます。
分析の理由も残る
ダッシュボードごとに、誰がどんな仮説で作り、どう読み解いたかを「ジャーナル」として記録します。チーム全員が見られるので、1年後も何のための数字かが分かります。
料金と対象
料金は2つのプランがあります。
- ソロプラン:月額50,000円から。自分で分析するタイプです。
- マルットプラン:月額200,000円から。アクティブコアのマーケターが伴走します。
どちらも税別・年間契約時の料金です。別途、初期セットアップ費用がかかります。
対象は、流通・小売・サービス業です。標準ダッシュボードが扱うデータは、注文データ、会員マスタ、商品マスタの3種です。
販売開始は2026年11月2日です。30日間の無料トライアルの申し込みは公式サイトで受け付けています。無料トライアルの対象条件はまだ発表されていません。
自社のマーケティングデータを、分析チームを待たずに自分で見たい人に関係する話です。第一弾の提供対象は全業種ではなく、流通・小売・サービス業とされています。30日間の無料トライアルの対象条件は、発表では触れられていません。
「maruttoDives」は、Agentic Analytics(AIエージェントが利用者との対話を通じて、データの探索・集計・可視化を行う分析の手法)を掲げるサービスです。チャット上の指示で、ダッシュボードの作成から分析・立案までを完結させるとしています。
提供するのは、ブレインパッドのグループ会社であるアクティブコアです。ブレインパッドのニュースによると、2026年11月2日に販売を始めました。11月5日には、サービスの考え方や使い方、レポートサンプル、料金プランを載せた公式サイトを公開しています。
日本語チャットで、ダッシュボードの作成から立案まで
アクティブコアが示す課題は、見たいデータが手元に届くまでに数日から数週間かかることです。分析チームへの依頼、要件の整理、SQLの作成、可視化という工程を経ます。
できあがったダッシュボードは想定外の問いに答えられず、「もう一段掘りたい」という依頼が生まれます。同社は、失われているのは時間だけでなく「聞かれなかった問いの数」だと説明しています。
この前提を外すために掲げたのが「Beyond BI」です。
BI(企業に蓄積されたデータを集計・分析・可視化し、経営や業務の意思決定に役立てる手法)は、ある前提の上で使われてきました。その前提とは、「専門人材が作る」「できるまで待つ」「作ったら固定する」です。「Beyond BI」は、その前提を外すという考え方です。
公式サイトが挙げる主な特徴は、次のとおりです。
- ファイルを入れるだけで、標準ダッシュボードを自動で構築する
- SQL言語やBIツールの知識は不要で、日本語のチャットでダッシュボードを作成できる
- データの切り口の変更や深掘りが、すぐ反映される
- チーム内で分析の引き継ぎができる
公式サイトは、トップページで「分析して終わり?これから何をするのか。」という問いを掲げています。ダッシュボードを作って終わりにしない考え方を軸にしています。
サービスの全体像、特徴、ジャーナル機能、レポートサンプル、料金プランとお問い合わせの5つのコンテンツを載せています。
羽柴社長のコメントによると、分析を終えたあとに「で、何をするのか」が残ってしまう問いは、同社自身がデータ活用の現場で何度も突き当たってきたものです。
maruttoDivesは、問いを持つ本人がその場で答えにたどり着くためのサービスです。その答えと「なぜそれを見たのか」が組織に残っていく状態をつくる、と説明されています。
「なぜ」を残すジャーナル機能
このサービスの特徴の1つがジャーナル機能です。ダッシュボードごとに、誰が、どんな仮説で作り、どう読み解いたかを「ジャーナル」として記録し、チーム全員で参照できます。分析の思考プロセスがナレッジとして蓄積されます。
アクティブコアは、1年後も「何のための数字か」が分かることを狙いとしています。数字だけでなく、その数字を見た理由も残す考え方です。
レポートサンプルとして、売上分析サマリ、店舗別の前年比・前年同月比、会員基盤のRFM分析が公式サイトに載っています。
料金は月額5万円から、対象はこの3種のデータ
提供形態は2つあります。ソロプラン(AI-SaaS)は、利用者がご自身で分析するAIエージェントサービスです。マルットプラン(AI-BPO)は、当社のマーケターが伴走し、計測から探索・立案までを支援するサービスです。
自分で進めるならソロプラン。伴走が必要ならマルットプラン。
どちらも別途、初期セットアップ費用がかかります。その額はまだ発表されていません。
標準ダッシュボードが対象とするデータは、注文データ、会員マスタ、商品マスタの3種です。第一弾の提供対象は全業種ではなく、流通・小売・サービス業とされています。
公式サイトでは、オンライン説明の予約と30日間の無料トライアルの申し込みを受け付けています。無料トライアルの申し込み条件と、トライアル中に使えるデータの範囲はまだ発表されていません。
羽柴社長は、「まずは30日間の無料トライアルで、貴社のデータに触れていただければ幸いです」とコメントしています。
次はジャーナルをもとに、AIが施策を示す
今後は、蓄積したジャーナルをもとに、AIエージェントが次のことを提示・通知する機能の提供を目指すとしています。数字の変化の理由(Why)と、次に取るべき施策(Next Action)です。
同社は「データを見る」時代から、「AIが原因を解明し、次のアクションを指示する」時代へ向けて、サービスを拡充する方針です。
なお、同社は2026年9月1日に、米MotherDuck, Inc.とともに「MotherDuck(マザーダック)」の日本リージョン一般提供(GA)と国内販売を始めています。「MotherDuck」は、サーバーレス分析データウェアハウスです。
マーケティング業務をエージェント化するAI-BPO「marutto1to1(マルットワン)」も、同社が提供しています。