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投資・マネー報道発表 (2026/11/04)掲載: 読了 4分

すし店96社、売上高9.4%増も約4割が減益 コメ高騰で増収減益が倍増

制作:編集方針・AI利用と事実確認

この記事のポイント

  1. 1すし店96社の売上高は前期比9.4%増の9,846億円、純利益は362億円で、いずれも直近7期で最高
  2. 2増収減益は20社(20.8%)で前期の11社からほぼ倍増、高騰分を吸収しきれない企業が多い
  3. 32025年の休廃業・解散・倒産は172件で前年の約1.9倍に達し、小規模事業者で目立つ

東京商工リサーチの調べによると、全国で「すし店」を経営する96社の2026年の売上高合計は9,846億円(前期比9.4%増)で、直近7期で最高を更新しました。一方、前期より減益となった企業は37社(38.5%)で、コメ価格などの物価高が重しになっています。

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写真はイメージです。写真: Photo Republic / Wikimedia Commons(CC0)

・出典: 東京商工リサーチ「「すし店」 売上増も「減益」企業が約4割 コメ価格など物価高が重し、廃業・倒産が急増」

要約版:専門用語を控えて説明しています

大手と個人店で差が出ている

大手は、値下げや人気アニメとのコラボなどで客を集めています。一方、小規模な店は値上げが難しく、2025年は休廃業・解散・倒産が172件(前年の約1.9倍)に増えました。

コメ価格は今は落ち着いてきています。資金繰りを立て直す好機なので、魅力のある店に変われるかどうかが、これからの鍵です。

東京商工リサーチの調べでは、全国で「すし店」を経営する96社の業績を集計しました。

企業データベース(約450万社)から、日本産業分類の「すし店」を選びました。7期続けて売上高と純利益を比べられる会社を抽出しています。

業績はすべて単体決算です。大手3社(はま寿司、あきんどスシロー、くら寿司)を含みます。

売上高と純利益は直近7期で最高を更新

96社の2026年の売上高合計は、次のとおりです。

  • 売上高合計:9,846億円(前期比9.4%増)
  • 前期の売上高:約9,000億円(差は約846億円、サイソク編集部の計算)
  • 当期純利益:362億円(同1.9%増)

純利益は、費用をすべて払ったあとに手元に残るお金のことです。売上の伸びに比べて利益の伸びが小さい点が、この調査のポイントです。

インバウンド(訪日外国人)需要と企業の交際費の回復が、売上を押し上げました。一方で、コメや魚介類などの食材費、テナントの賃料、人件費の上昇が利益を圧迫しています。

すし店の業績は、2020年7月〜2021年6月期のコロナ禍を底に回復してきました。回復は5年連続です。

増収減益は20社に倍増、減益は約4割

96社の最新期の内訳は次のとおりです。

  • 増収増益は27社(28.1%)で、前期の33社から6社減りました
  • 増収減益は20社(20.8%)で、前期の11社から9社増え、ほぼ倍増です
  • 減収減益は16社(16.6%)です
  • 前期比で減益の企業は、横ばい減益を含めて37社(38.5%)です
  • 黒字は77社(前期は74社)、赤字は19社(前期は22社)です

最多は増収増益ですが、その数は減りました。

増収減益が増えたのは、原材料費や人件費の高騰分を吸収しきれない企業が多いためです。売上は、来店客の増加や値上げによる客単価の上昇で伸びています。

黒字企業は前期より3社増えました(サイソク編集部の計算)。

大手3社を除いた93社は、5期連続で増収です。ただ、最新期の利益は減益に転じました。

96社の数字を押し上げているのは、あきんどスシローです。同社は2023年9月期に、店舗での迷惑動画の影響で大幅減益となりました。

その後V字回復し、最新期の2025年9月期も大幅増益が続いています。大手3社を含むか除くかで、業績の見え方が変わります。

大手や中堅は、価格競争や集客力という武器を持っています。

低価格の回転寿司では、一部商品の値上げと同時に別の商品を値下げしたり、最低価格を下げたりして客を集めています。人気の映画・アニメやキャラクターとのコラボも頻繁に行い、ファン層やファミリー層の来店と客単価を伸ばしています。

ただ、コラボには課題も出ています。直近では、従業員に横領された特典がフリマサイトに出品されました。企画そのものが中止になりました。

特典の欠品への目は、これまで以上に厳しくなるとみられます。管理の厳格化が求められます。

大手でも、経営の方向性は分かれています。

くら寿司は高価格帯の「無添蔵」を運営しています。

  • 運営店舗数(2026年10月期第3四半期末時点):6店舗
  • 目標:都市部を中心に100店舗

一方、あきんどスシローの親会社、FOOD & LIFE COMPANIES(F&LC)は、京樽の全株式を譲渡する契約を締結したと発表しました。

京樽は、高価格帯の「回転寿司みさき」を運営していました。譲渡先はSRSホールディングスで、締結日は2026年8月7日です。

F&LCは、国内外の「スシロー」に経営資源を集中させることが、中長期的な企業価値の向上につながると判断したと説明しています。

大手以外では、価格ではなく別の点で競う業態が多くあります。費用の高騰を価格に転嫁して増収増益を実現している店もあります。

一方、小規模な店は、思い切った値上げに踏み切れないケースが目立ちます。

休廃業・解散の件数は、次のとおりです。

  • 2024年:64件(前年比72.9%増)
  • 2025年:149件(同132.8%増)
  • 2024年の前年:約37件(サイソク編集部の計算)

休廃業・解散の増え方は、倒産の増え方と比べて突出しています。2025年は、休廃業・解散・倒産の合計が172件でした。前年の約1.9倍に達しています。東京商工リサーチは、先行きを見通せなかったことが急増の要因とみています。

日本のすし店は、コメ価格の落ち着きで資金繰り改善の好機

足もとでは、コメ価格が落ち着いてきました。すし店にとって追い風です。

特に資金繰りが厳しい小規模事業者には、資金繰りを改善する好機です。生き残りの鍵は、この好機を生かして魅力ある店にステップアップできるかどうかです。東京商工リサーチは、そう指摘しています。

編集部の見方では、コメ価格が落ち着いても、値上げと客足を両立できる店とそうでない店の差は残るでしょう。売上が伸びる今だからこそ、利益を残す仕組みづくりが問われています。

まだ分からないこと

  • くら寿司の「無添蔵」が100店舗に達する時期は、まだ発表されていません
  • 京樽の全株式譲渡がいつ完了するかは、まだ発表されていません
  • コメ価格が今後どこまで下がるかは、まだ分かっていません

すぐにできること

  1. 1自社や取引先のすし店の決算で、売上と利益のどちらが伸びたかを確かめる
  2. 2仕入れ価格の上昇分を、値上げでどこまで転嫁できているか確かめる
  3. 3飲食店の取引先がある場合は、月ごとの支払い状況を確かめる

よくある質問

Q. すし店の売上高はどれくらい増えた?
96社の2026年の売上高合計は9,846億円で、前期比9.4%増でした。直近7期で最高を更新しています。
Q. 減益になった企業はどれくらい?
前期より減益となった企業は37社(38.5%)で、横ばい減益を含みます。増収減益は20社でした。
Q. 2025年の休廃業・倒産は増えた?
2025年の休廃業・解散・倒産は172件で、前年の約1.9倍になりました。休廃業・解散は149件でした。
Q. 大手3社を除くと、すし店の利益はどう動いた?
大手3社を除く93社は5期連続で増収でしたが、最新期は減益に転じました。

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出典と更新履歴

出典(報道)
東京商工リサーチ「「すし店」 売上増も「減益」企業が約4割 コメ価格など物価高が重し、廃業・倒産が急増」
確かめた資料
  • 計算:サイソク編集部の計算(元記事と上の資料の数字から)
日時
報道 サイソク掲載
確認方法
公開前に、本文を出典と自動で照合しています(事実確認 93点/100点、70点未満は非公開)。制作と確認の方法
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本記事は報道(東京商工リサーチの調査・取材記事)をもとにAIが要約・解説した一般的な情報で、特定の金融商品の売買をすすめるものではなく、投資助言ではありません。投資の判断はご自身で、最新の公式情報をご確認のうえ行ってください。元記事を読む制作方法と事実確認の手順は編集方針をご覧ください。誤りのご指摘はお問い合わせから受け付けています。