対象になるのは、小型トラック、バン、小型トラック用のタイヤを付けている人や事業者です。製造期間が2026年5月31日〜6月6日のタイヤだけが対象で、それ以外の期間に作られたタイヤは対象外です。
リコールとは、メーカーが欠陥を国に届け出て、無償で直す制度です。国土交通省の報道発表によると、横浜ゴムは11月5日に国土交通大臣へ届け出ました(リコール届出番号は装22)。
側面の接着が弱く、膨らみが出るおそれ
不具合があるのは、タイヤの側面にあたるサイドウォール部です。横浜ゴムの届出によると、製造管理が不十分で、部材に異物が混ざったものがありました。
その結果、部材同士の接着力が足りません。使っているうちに部材の間へ空気が入り、膨らみが出ます。最悪の場合は空気が漏れて、走行できなくなるおそれがあります。
不具合は3件ありましたが、事故は起きていません。発見のきっかけは、市場からの情報でした。
対象は7商品・12型式の計7,029本
対象は次の7商品で、計12型式です。いずれも識別記号に「2226」を含むものです。
- LT151R:195/75 R15、195/85 R15、195/85 R16、205/70 R16、205/85 R16の5型式
- ice GUARD iG91:185/75 R15、195/80 R15の2型式
- PARADA PA03:215/65 R16C
- Y785R:205/80 R17.5
- BluEarth-VAN RY55:195/80 R15
- GEOLANDAR X-AT:LT235/65 R17
- MY807:195/85 R16
本数が最も多いのは、LT151Rの205/70 R16で1,761本です。次に多いのは同じLT151Rの205/85 R16で、1,129本です。最も少ないのはMY807の2本でした。
8月の届出から範囲を広げた
今回の届出は、2026年8月27日付の「装21」で出したリコールが元になっています。その後に新たな不具合の原因が分かったため、対象範囲を広げて、改めて届け出ました。
最初の届出の対象本数は、今回の資料には載っていません。
日本のタイヤ使用者が対象を確かめる方法
確認の手がかりは、タイヤ側面の製造年週コードです。たとえば「195/75R15 109/107L」のLT151Rでは、識別記号が「FBX7 9AY 2226」となっています。
最後の4桁のうち、前の2桁が製造週、後ろの2桁が製造年です。「2226」なら、2026年の22週に作られたことを示します。
最初の「FB」は工場コード、「X7」はサイズコードです。「9AY」はオプショナルコードです。
資料には、改善後のタイヤも製造年週コードで見分けるとあります。
直し方はタイヤの交換
改善措置は、該当する識別記号のタイヤを良品と交換することです。リコール開始日は2027年1月5日です。
横浜ゴムは周知のために、次の3つを行います。
- 自社ホームページでの告知
- 各販売店への電話、メール、紙の資料による連絡
- 利用者への直接訪問、ダイレクトメール、電話連絡
問い合わせは、横浜ゴムのタイヤリコール受付窓口(専用フリーダイヤル 0120-606-872)で受け付けています。
編集部の見方です。製造期間は1週間ほどですが、対象は7商品に広がっています。商品名だけで判断せず、識別記号まで見るほうが確実です。