SlackかMicrosoft Teamsで開発の相談をしているチームなら、@GitHubの一般提供で、チャットの中で作業を進める場面が増えます。すでに試している人は、今回の更新で始めやすさと返信の安定性が上がります。一方、使っていない人の環境が自動で変わることはありません。
@GitHubは、チャットで頼んだ内容をGitHub Copilotが受け取り、コードの調査や変更を進める機能です。GitHub Changelogによると、バグの調査、Issue(作業の課題票)の作成、変更の実装、プルリクエスト(変更の取り込み依頼)の作成を、会話を離れずに行えます。
GitHub Copilot自体は日本で使えます。公式ドキュメントは日本語で公開されていて、国による制限の記載はありません(当サイトの確認:11/3)。ただし、今回のSlackとTeams向けの@GitHubが日本で使えるかは、まだ発表されていません。
画像:GitHub(公式発表)TeamsのCanvasで、実装計画を会話の横で見直す
今回の新機能は、Teams向けの「Canvas」です。実装計画、コードの変更、プレビューを、会話と並べて確認できます。
公式ブログによると、Canvasの狙いは、チームの議論を動くコードにつなげることです。仲間とやり取りを続け、フィードバックを共有しながら、実装を一緒に磨けます。Teamsを離れる必要はありません。
たとえば、機能の追加を相談しているとき、計画の確認、コードの差分の確認、修正の指示を、同じ画面で続けられます。レビューのたびにGitHubの画面へ移る手間が減ります。
開始の手順が減り、返信の不具合も直った
今回の更新では、使い始めの手順も短くなりました。@GitHubが、メッセージの内容からリポジトリ(コードの保管場所)を判断し、選び直しを求めずにセッションを始めます。
さらに、次のような場面でも始めやすくなったとされています。
- サインインしていないとき
- 標準のリポジトリを決めていないとき
- 別のリポジトリに切り替えたいとき
- アプリへのアクセス許可が必要なとき
あわせて、追加のメッセージへ返答できなくなる不具合が修正されました。作業が途中で止まる場面が減ります。
作成元の会話が説明欄に残る
@GitHubが作ったIssueとプルリクエストには、説明欄に「Created from a Slack/Teams conversation with @username」と入ります。
これにより、後から見た人が、どの会話の誰の依頼から生まれたかを追えます。チームで作業の経緯を共有するときに使える情報です。
同じ週にXcodeとJetBrains Airにも対応
GitHubは同じ週に、Copilotの提供先を広げました。Xcode 27.3 betaの標準アシスタントでは公開プレビューになり、JetBrains AirでもCopilotが使えます(Copilot、JetBrains AirとXcodeで利用可能に)。JetBrains Airのクラウド実行は、既存のCopilot契約で動きます(GitHubがJetBrainsの「Air」にCopilotを提供)。
チャットの中で、手元のIDEで、クラウドでと、Copilotを使う入り口が増えています。