要約版:専門用語を控えて説明しています
何ができるようになったか
これまでも、Androidでは電子証明書の機能をスマホに登録できました。マイナポータルでの確定申告や引っ越しの申請、コンビニでの証明書交付に使えます。
今回加わった属性証明機能で、実物のカードを出さずに、スマホをタップするかスキャンするだけで本人確認ができます。年齢確認や住所確認も同じです。
見せる情報は、名前、住所、年齢などから必要なものだけを自分で選べます。
安全面の仕組み
スマホの中には、必要最小限の情報だけを保存します。税や年金のような、プライバシー性の高い情報は記録しません。
紛失したときに備えて、データ消去機能と、暗証番号や生体認証によるロック機能も標準で備わっています。
対応機種や詳しい使い方は、デジタル庁のサイトで確認できます。
2026年10月20日に発表されたこの機能は、Androidスマートフォンを使っていて、マイナンバーカードを持っている人に関係します。Androidを使っていない人や、対応していない機種の人には、今のところ何も変わりません。対応するスマホの一覧は、デジタル庁のウェブサイトで案内されています。
Googleウォレットは、Androidで決済カードなどを入れておくアプリです。スマホのマイナンバーカードは、カードの機能をスマホに追加して使えるサービスで、iPhoneとAndroidの両方が対象です(マイナンバー総合サイト、11/8確認)。
画像:Google(公式発表)実物のカードを出さずに、スマホをかざして本人確認
Googleの公式ブログによると、今回新たに導入されたのが属性証明機能です。属性証明とは、名前・住所・年齢といった本人の情報を、証明として相手に示す仕組みを指します。
これにより、対応するAndroidスマホをタップするかスキャンするだけで、本人確認、年齢確認、住所確認ができます。
相手に見せるときは、名前、住所、年齢などの中から、その場に必要な情報だけを自分で選んで共有します。たとえば年齢確認なら、住所まで見せなくて済む設計です。
Androidでは、すでに電子証明書機能をスマホに登録できました。マイナポータルでの薬や医療費、年金情報の確認、確定申告や引っ越しなどのオンライン申請、コンビニでの各種証明書交付に使えます。今回の属性証明は、そこに身分証明の使い道を広げるものです。
使える場面は順次広がる
Googleは、次のような場面で順次使えるようになるとしています。
- 店舗での年齢確認や、携帯キャリアのウェブサイトなどオンラインサービスでの本人確認
- 銀行口座の開設、決済アプリでの銀行チャージ機能、銀行アプリ内でのクレジットカードの安全な確認
- 生体認証を使ったアカウントのセキュリティ強化、ECサイトや決済プラットフォームでの取引制限の解除
「順次」とあるため、すべての店やサービスで今日から使えるわけではありません。使いたいサービスが対応しているかは、各事業者の案内で確かめる必要があります。
端末内の情報は最小限、紛失時の備えも
Googleによると、ウォレットに登録するマイナンバーカードでは、端末内に保存するのは必要最小限の情報だけです。税や年金などプライバシー性の高い情報は、スマホの中に記録しません。
万が一スマホをなくした場合に備え、不正な情報の盗み取りに対抗するデータ消去機能と、なりすましを防ぐ暗証番号や生体認証のロックを標準で備えています。
技術面では、国際標準規格のISO 18013-5などに準拠した、オープンな技術をベースにしているとGoogleは説明しています。
編集部の見方では、「必要な情報だけを選んで見せる」仕組みは、年齢確認のように一部の情報だけが必要な場面で意味を持ちます。