今回の発表は、Microsoft 365のCopilotを仕事で使っている人に関係します。Copilotは、Microsoftが作るAIアシスタントの名前です。WordやExcelの中で、文書や表づくりを手伝います。どのプランが必要かは、まだ発表されていません。
Windowsブログ(日本)の抄訳によると、10月版の更新は、画面の作り直しから経理・法務向けの専門機能まで幅広くあります。
Copilotアプリでは、ChatとCoworkが1か所にまとまりました。Chatは質問への回答や下書きづくりに使い、Coworkは複数のステップを任せるタスクに使います。
Projectsは、関連するチャットや指示、ファイルを1つにまとめる場所です。Coworkでは10月に、Copilot Chatでは11月に提供されます。
Autopilotは、常時稼働するクラウド型の個人エージェント(自分で手順を進めるAI)です。自分のアカウントとメールボックスを持ち、目標を与えると、すべての手順を指示しなくても作業を進めます。11月にFrontier(先行して試せる利用者向けの提供)向けに順次提供されます。
重大な影響のある操作は、人の承認のもとに置けます。組織はAgent 365で、誰がAutopilotを使っているかを管理できます。
Copilot Workspacesは、チームがCopilotと共同作業するための共有スペースです。Word、Excel、PowerPointのファイルを、そのスペース内で直接作成・編集できます。この機能は10月にFrontier向けに始まり、1月に全世界で順次提供されます。
Excelの会計スキルと、Wordの法務プラグイン
Excelの会計スキルは、財務の分析力とExcelの機能を組み合わせた仕組みです。勘定の照合や仕訳の作成、財務実績の分析を支えます。Copilotはブックの中で直接作業し、変更内容を見える形で残すため、担当者は結果を確認しながら判断を続けられます。
データクリーンアップスキルは、重複や書式のばらつき、不適切なデータ型をブックから見つけます。修正案をファイル内で示し、利用者がすべての変更を確認して承認します。10月に提供が始まりました。
Wordの法務プラグインは、20を超える法務専用のスキルとパートナー企業のプラグインを使えるようにします。契約書の起草、法務プレイブック(社内の契約チェックの基準)に照らしたレビュー、赤入れまでをWord内で完結できます。10月に提供が始まっています。
Coworkの職種向けの仕組みは、サイソクも10月28日に取り上げています(Coworkに営業・法務など4職種向けスキルを追加した記事)。
そのほかに、Teamsでは、トランスクリプト(会議の発言の文字起こし)を残さずに会議の要約を作る機能が提供されています。5月にパブリックプレビュー(一般公開前の試用版)として始まり、10月に全世界で提供されました。
政府機関向けのGovernment Community Cloud(GCC)では、PowerPoint、Word、Excelの編集機能が使えるようになりました。研究者向けには、PubMedやDrugBankなどにつながる新しいライフサイエンス向けコネクタも加わっています。
Personalは月2,130円から使える
日本では、Microsoft 365 Personalが使えます(当サイトの確認:11/3)。料金は月2,130円、年払いは21,300円です(Microsoft公式の料金ページ、11/5確認)。上位のMicrosoft 365 Premiumは月3,200円です。
法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、1人あたり月4,722円(月払い・税別)、年払いは4,497円(税別)です(同ページ、11/5確認)。
今回の新機能が日本でいつ使えるかは、まだ発表されていません。
IT管理者の方へ
Insights Agentは、Copilot内のエージェントの使用状況を、自然言語で質問して確認できるAIです。日次・週次・月次のアクティブユーザー数などを見られます。Microsoft 365 管理センターでは、エージェントの使用状況レポートが利用できるようになります(Microsoft公式のリリースノート、11/6確認)。