対象になるのは、GeForce RTXまたはRTX Sparkを搭載したパソコンを持つ人です。デモは今すぐSteamで入手でき、Game Ready Driver 621.14以降が必要です。
対応しないパソコンの人には、何も変わりません。GeForce NOWのUltimate会員向けは近日対応で、開始日は未発表です。
「GeForce 8800 GTX - 20 Years of a Legend」は、20周年を記念した体験型のデモです。半分だけ操作できる「セミインタラクティブ」な作りで、新しいGPUの箱を開ける高揚感を再現するものです。

2006年のゲーム部屋で箱を開ける体験
NVIDIA公式ブログ(11月5日付)によると、作者はUnreal Engineのアーティストで、「Through The Ages」の開発者でもあるDylan Browne氏です。NVIDIAが制作を支援しました。
プレイヤーは2006年ごろのPCゲーム部屋に入ります。8800 GTXの箱を開け、カードを間近で見て、PCタワーに取り付けます。そのあと部屋を探索し、GeForceの歴史にちなんだ小ネタを探します。
描画にはパストレーシング(光の動きを物理的に追う描き方)を使っています。DLSS 4.5 Ray Reconstruction、Dynamic Multi Frame Generation、RTX Mega Geometryなども使われています。ブラウン管(CRT)の光る質感まで再現するとしています。
最新のドライバーは、NVIDIA appか公式サイトからダウンロードできます。必要なドライバー621.14は、サイソクでも報じました(NVIDIAの新ドライバー621.14、WoW: Foreverに最適化)。

初のCUDA対応カードだった8800 GTX
8800 GTXは2006年11月8日に発売されました。心臓部はG80アーキテクチャーで、128基の統合型ストリームプロセッサーを備えます。
それまでの画像処理では、画素用と頂点用で別々の回路を使っていました。G80は、必要に応じて処理能力を振り分けられます。DirectX 10にも対応し、より細かく動きのある世界を描けるようになったと、NVIDIAは説明しています。
もう一つの役割がCUDAです。CUDAは、問題を小さな作業に分け、GPUで同時に処理させる仕組みです。8800 GTXは、CUDAに対応した最初のグラフィックカードです。科学計算やシミュレーション、動画処理にGPUの並列計算力を使えるようになりました。
NVIDIAは現在について、CUDAは最先端のアプリを支え、主要なソフトウェアの枠組みとNVIDIAのハードを結ぶ基盤になっていると述べています。
当時のゲームと技術デモ
8800 GTXは768MBのGDDR3メモリーと384ビットのメモリーバスを持ちます。ブログは、Company of Heroes、BioShock、Crysisなどが動いた世代として紹介しています。
Crysisは1年後の2007年に登場し、ハードの性能を測る目安になりました。「But can it run Crysis?」(Crysisは動くのか)という言い回しが、その象徴です。
NVIDIAの技術デモには、滝を描いた「Cascades」や、カエルを引っ張って遊ぶ「Froggy」がありました。肌の陰影、髪、表情の動きを見せるデモもありました。
編集部の見方では、今回のデモは懐かしさを軸にした記念企画です。同時に、パストレーシングなど最新のRTX技術を見せる役目もあります。







