公式発表ウラケン不動産
築古アパートで利回り30%超を達成する高齢者向け賃貸の極意と融資戦略
日本の賃貸住宅市場において、高齢者層は「最後の巨大マーケット」と呼ばれながらも、多くの家主が孤独死や家賃滞納のリスクを恐れて敬遠してきました。本記事では、自ら14棟77室を経営する不動産コンサルタントの谷本真氏が、駅から遠い築古のアパートを「高齢者向き」として再生し、利回り30%超を達成するための具体的な投資攻略法を解説します。過剰なバリアフリー化を避け、介護事業者と連携することでリスクを抑えながら満室経営を実現する、実践的なノウハウを公開します。
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まとめこの話題の全体像はこちら一棟アパート経営の勝率を高める3大戦略、4本の講義から見えた高齢者賃貸・自主管理・法人化の全貌
元動画: 利回り30%超をたたき出す!「高齢者向きアパート」投資攻略法!
3秒でわかる要点
- 1茨城県や福岡県の駅から遠い築古アパートを再生し、総投資額に対して最大43%の利回りを達成
- 2日本政策金融公庫の「ソーシャルビジネス支援資金」を活用し、15年固定・金利1.1%台での調達を実現
- 3過剰なバリアフリー化は行わず、手すり設置などの最低限の安全対策で「バリアあり」の健康効果を訴求
この動画で語られていること
本動画では、不動産コンサルタントの谷本真氏が、賃貸市場において敬遠されがちな高齢者層を「攻めの姿勢」で受け入れ、駅から遠い築古アパートを満室にする手法を論じています。一般的に、高齢者の入居は孤独死や認知症、家賃滞納といったリスクから、多くの大家や管理会社に断られる傾向にあります。しかし、谷本氏はこれらを「競合が極めて少ないブルーオーシャン」と捉え、適切なリスク管理のもとで高い収益性を叩き出す仕組みを構築しました。
動画内では、茨城県や福岡県で実際に再生された4つのアパートの具体的な収支、購入価格、リフォーム費用、融資条件が余すことなく公開されています。さらに、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームのような高額な施設ではなく、通常の賃貸アパートとして運営する「高齢者向きアパート」の定義を明確にしています。過剰なバリアフリー化を行わない「バリアあり(バリアありー)」という独自の健康維持コンセプトや、介護事業者との連携による見守り体制など、地方の不人気物件を蘇らせるための実戦的な知恵が体系的に語られています。
取り上げられた物件・エリアの詳細
事例1:茨城県土浦市・築40年の木造アパート
土浦駅から徒歩50分という、一般的な賃貸市場では極めて不利とされる郊外立地にある物件です。築年数は40年が経過しており、木造2階建てのアパートとなっています。全8室のうち5室が空室という、稼働率が著しく低下した状態で売りに出されていました。谷本氏は、この物件を750万円で購入し、諸経費を含めた総投資額を1135万円に抑えています。周辺は駅から離れた住宅地であり、車社会を前提としたエリアです。このような立地であっても、高齢者をターゲットに設定することで、満室稼働を実現しています。既存の入居者は月額2.4万円の家賃でしたが、高齢者向けに募集条件を見直すことで、新規入居者の家賃を3.7万円に引き上げることに成功しました。
事例2:茨城県稲敷郡阿見町・築30年の木造アパート
荒川沖駅から徒歩70分という、駅からのアクセスが極めて困難な場所に位置する物件です。築年数は30年で、全10室のうち5室が空室という状態で放置されていました。購入価格は1000万円であり、リフォーム費用などの諸経費を含めた総額は1250万円となっています。こちらも事例1と同様に、駅からの距離が遠いため、一般の単身者や若年層の集客はほぼ不可能な立地です。しかし、谷本氏はこの物件に高齢者を受け入れる体制を整えることで、満室を達成しました。既存の入居者は2.5万円の家賃でしたが、新規の高齢者入居者に対しては3.7万円の家賃設定で契約を結んでいます。これにより、利回りを大幅に向上させることに成功しました。
事例3:茨城県稲敷郡阿見町・築28年の木造アパート
荒川沖駅から徒歩66分の立地にある、築28年の木造アパートです。全10室のうち9室が空室という、ほぼ廃墟に近い壊滅的な稼働状況にありました。このような極端な空室物件は、通常の不動産投資では敬遠されますが、谷本氏は700万円という安価な価格で購入しました。総投資額は1000万円に抑えられています。この物件の最大の特徴は、新規家賃の3.7万円という設定が、生活保護受給者の住宅扶助基準に合致している点です。これにより、家賃の支払いが公的に担保された入居者を安定的に獲得する基盤を構築しました。1室しか埋まっていなかったアパートが、高齢者および生活保護受給者の受け入れによって、短期間で満室へと再生されました。
事例4:福岡県宗像市・築10年の木造アパート
福岡県宗像市に位置する、赤間駅から徒歩37分の物件です。築年数は10年と、これまでの3事例に比べて比較的浅い木造アパートとなっています。2棟で合計16室あり、そのうち8室が空室という状態でした。購入価格は3100万円で、総投資額は3300万円となっています。この物件は購入時にフルローンを利用しており、資金調達の面でも事業性が高く評価された事例です。月額の家賃収入は51.9万円、年間で623万円の家賃収入を得ています。現在は高齢者の入居者はゼロとなり、一般の入居者が暮らす普通の物件として稼働しています。谷本氏は、高齢者向けとして再生した後に、通常の賃貸物件へと転用が容易である点を示しています。
数字で見る条件
動画内で提示された各物件の収支および融資条件の詳細は以下の通りです。築古・地方立地でありながら、極めて高い利回りを実現していることが数値から読み取れます。
| 項目 |
事例1(土浦築40年) |
事例2(阿見築30年) |
事例3(阿見築28年) |
事例4(宗像築10年) |
| 物件買値 |
750万円 |
1,000万円 |
700万円 |
3,100万円 |
| 総投資額 |
1,135万円 |
1,250万円 |
1,000万円 |
3,300万円 |
| 既存家賃 |
2.4万円(3室) |
2.5万円(5室) |
2.5万円(1室) |
動画内に明示なし(※1) |
| 新規家賃 |
3.7万円(5室) |
3.7万円(5室) |
3.7万円(9室) |
51.9万円/月(全体) |
| 年間家賃収入 |
308万円 |
372万円 |
430万円 |
623万円 |
| 当初利回り |
8% |
12% |
3% |
動画内に明示なし |
| 現在の実質利回り |
27%(※2) |
30%(※2) |
43%(※2) |
19%(※2) |
| 表面利回り |
41%(※3) |
37%(※3) |
61%(※3) |
20%(※3) |
| 借入金額 |
800万円 |
1,200万円 |
1,000万円 |
3,300万円 |
| 融資条件 |
15年固定 1.5% |
15年固定 1.15% |
15年固定 1.12% |
10年固定 1.70%〜2.88%(※4) |
- (※1 編集部注:購入時の既存家賃については動画内で言及がありません)
- (※2 編集部注:総投資額に対する現在の利回りです)
- (※3 編集部注:物件本体価格に対する現在の利回りです)
- (※4 編集部注:事例4の融資は、1250万円(固定1.75%)、750万円(固定1.70%)、1300万円(固定2.88%)の3本に分けて調達されています)
市場環境と相場観
高齢者賃貸市場の需給バランス
日本の高齢化率は上昇を続けており、単身の高齢者世帯は増加の一途をたどっています。一方で、賃貸住宅を供給する大家の多くは、孤独死や残置物処理、認知症によるトラブルを懸念し、高齢者の入居を拒むケースが後を絶ちません。結果として、高齢者の住まいに対する需要は極めて高いにもかかわらず、供給が圧倒的に不足しているという「歪んだ市場環境」が生まれています。この需給の不一致こそが、駅から遠い不人気アパートであっても満室にできる最大の要因です。
地方築古物件の価格帯と家賃相場
動画で紹介された茨城県土浦市や阿見町周辺のエリアでは、築30年以上の木造アパートが数百万円から1000万円程度という非常に安価な価格帯で売りに出されています。これらの物件は、一般の単身者をターゲットにする場合、家賃を2万円台前半まで下げても入居が決まらないことが珍しくありません。しかし、高齢者や生活保護受給者を対象とすることで、家賃を3.7万円という「生活保護の住宅扶助上限」まで引き上げることが可能になります。これにより、相場を上回る家賃収入と、30%を超える高い利回りを両立させることができます。
制度・税制・ローンの前提
日本政策金融公庫の「ソーシャルビジネス支援資金」
谷本氏が実践する高齢者向けアパート投資では、日本政策金融公庫の融資制度が大きな役割を果たしています。特に「ソーシャルビジネス支援資金」は、社会的課題の解決に取り組む事業を対象とした融資制度です。高齢者や障害者、生活保護受給者といった「住宅困窮者」に住まいを提供する賃貸経営は、単なる不動産投資ではなく「社会的意義の高い事業」として評価されます。そのため、築年数が法定耐用年数(木造22年)を超えている木造アパートであっても、15年という長期の融資期間や、1.1%台という極めて低い固定金利での調達が可能になります。
生活保護の「住宅扶助制度」
高齢者向けアパートの家賃設定において、極めて重要な指標となるのが生活保護法に基づく「住宅扶助」です。これは、生活保護受給者が賃貸住宅に居住する際、一定の上限額まで家賃が公的に支給される制度です。支給額の上限は、自治体や世帯人数によって細かく定められています。例えば、茨城県の該当エリアでは単身者向けで3.7万円に設定されています。この上限額を正確に把握し、その範囲内で家賃を設定することで、入居者にとっては自己負担なく入居でき、家主にとっては役所から直接、または確実に入金される安定した家賃収入を確保することができます。
見落としてはいけないリスク
孤独死と残置物処理のリスク
高齢者を受け入れる上で、最も現実的なリスクとなるのが室内での孤独死です。発見が遅れた場合、特殊清掃費用やリフォーム費用が発生するだけでなく、その後の入居募集に悪影響を及ぼす可能性があります。また、入居者が亡くなった後の遺品や家具などの「残置物」を誰が処理するのかという法的・実務的な問題も発生します。これに対し、動画内では介護事業者と連携した週数回の「見守りサービス」を導入し、早期発見の体制を整えることの重要性が語られています。(編集部注:残置物処理については、契約時に残置物放棄の委任契約を結ぶなどの法的な事前対策が不可欠です)
認知症の進行と退去リスク
入居後に認知症が進行し、近隣住民とのトラブルや火災のリスクが高まることも想定されます。自立した生活が困難になった場合、施設への転院や退去を促す必要がありますが、身寄りのない高齢者の場合は退去交渉が難航するリスクがあります。谷本氏は、食事や介護を提供する「老人ホーム」として運営するのではなく、あくまで「普通の賃貸アパート」として運営し、必要に応じて外部の介護サービスを利用してもらうスタンスを取っています。しかし、認知症が重度化した際の対応マニュアルや、キーパーソンとなる親族・行政担当者との連絡体制を平時から構築しておく必要があります。
建物老朽化と修繕費用の増加
築30年や築40年の木造アパートは、購入時の価格が安くても、配管の老朽化や雨漏り、外壁の剥がれといった大規模な修繕リスクを常に抱えています。高齢者向けアパートでは、過剰なバリアフリー改修(エレベーター設置や段差の完全解消など)は不要とされていますが、給排水設備や雨漏りといった「建物の基本性能」に関わる修繕を怠ると、入居者の健康被害や退去に直結します。高利回りに目を奪われず、毎月の家賃収入から一定割合を将来の修繕積立金として確実にプールしておくことが、長期的な経営の安定には不可欠です。
この話が当てはまる人・当てはまらない人
当てはまる人(向いている人)
- 自己資金が少なく、地方の築古物件から投資を始めたい人
数百万円から1000万円程度の総投資額で始められるため、メガバンクからの大口融資が引けないサラリーマンや、自己資金に限りがある投資家に適しています。
- 不動産賃貸業を「事業」として捉え、自ら動ける人
介護事業者との提携交渉や、生活保護受給者の受け入れ窓口となる役所との調整など、自ら汗をかいてビジネスモデルを構築できるアクティブな大家に向いています。
- 社会的課題の解決と収益性を両立させたい人
住宅困窮者への住まい提供という社会貢献活動に魅力を感じ、かつ高い利回りを追求したい人に最適です。
当てはまらない人(向いていない人)
- 完全不労所得の「ほったらかし経営」を望む人
高齢者入居者の状況確認や、管理会社・介護事業者との密な連携が必要となるため、購入後に一切手間をかけたくないという人には不向きです。
- 新築や都心の区分マンションなど、低リスク・低リターンを好む人
築古アパート特有の建物トラブルや、入居者の死亡リスクを受け入れられない人は、利回りが低くても管理が容易な都心築浅物件を選ぶべきです。
- 融資枠を最大限に使って一気に規模を拡大したいメガ大家志向の人
日本政策金融公庫の融資枠には上限があり、また1棟あたりの規模が小さいため、レバレッジを極限までかけて数十億円規模の資産を急速に築きたい人には効率が悪いと言えます。
まとめ
高齢者向きアパート投資は、人口減少と高齢化が進む日本において、不人気な地方築古物件を「高利回りなお宝物件」へと変貌させる極めて合理的な戦略です。過剰な設備投資を排除した「バリアあり(バリアありー)」というコンセプトは、投資効率を高めるだけでなく、入居者の健康維持にも寄与するという逆転の発想に基づいています。この手法を実践するためには、まず対象エリアの生活保護における住宅扶助上限額を調達し、地域の介護事業者との連携の可能性を現地で調査することから始める必要があります。単なるマネーゲームではなく、社会課題を解決する「事業」としての賃貸経営が、これからの時代に生き残る大家の姿であると言えます。
動画のタイムテーブル
- 0:00谷本真氏の挨拶と便利屋を活用した物件管理の事例紹介
- 2:38高齢者向きアパート投資攻略法の概要とメリットの解説
- 4:26事例1:茨城県土浦市の築40年アパートの収支と再生手法
- 6:10事例2:茨城県阿見町の築30年アパートとソーシャルビジネス融資
- 7:52事例3:茨城県阿見町の築28年・生活保護基準を適用した再生事例
- 9:23事例4:福岡県宗像市の築10年アパートにおける一般賃貸への転用実績
- 10:41高齢者向きアパートの定義と5つの基本原則
- 12:16高齢者が暮らしやすい最低限の設備と介護事業者との見守り連携
- 14:25サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームとの根本的な違い
- 15:08「バリアあり(バリアありー)」がもたらす入居者の健康維持効果
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