最新SlackとTeamsの@GitHubが一般提供に
画像はイメージ(AI生成)
AI・テクノロジー

AI学習の重み送り直し、2.7〜5.7倍速く NVIDIAの新通信方式「Reshard」

NVIDIA Developer 公式発表掲載 2026/11/07読了 3分

本ページはプロモーションを含みます

NVIDIAの新しい通信方式Reshardは、AI学習の重み送り直しを2.7倍から5.7倍速くします。

続きを読む

強化学習でAIを仕上げる開発者とGPUの管理者に関係する話です。一般の人が使うチャットアプリの料金や機能が変わるわけではありません。

ここで扱うのは、学習用のGPUで更新した重みを、回答を作るGPUへ送り直す作業です。この送り直しを「リフィット(refit)」と呼びます。強化学習(AIが結果を見ながら試行錯誤して学ぶ方法)では、学習用と回答用のGPUを分けて並行して動かすのが一般的です。

NVIDIAの発表の図(AI学習の重み送り直し、2.7〜5.7倍速く NVIDIAの新通信方式「Reshard」)
画像:NVIDIA(公式発表)

10TB規模の送り直しを必要な分だけに減らす

NVIDIA Developer Blogの発表によると、今の大規模な公開モデルでは、1回のリフィットで約10TBの通信が必要になります。学習のたびに行うため、モデルが大きくなるほど負担が積み重なります。

例えば、Kimi K3は2.8兆パラメーター(AIの規模を表す数)で、重みのサイズは約5.6TBです。従来の方法では、学習用GPUがまず断片を集めて全体を作り、それを全員に配ります。この「集める」と「配る」の2段階で、通信量は約11.2TBに試算されています。

受け取る側は、必要な一部だけで足りても全体を受け取ります。そのため無駄が生じます。

そこで登場したのが「Reshard」です。送り先ごとに必要な部分だけを、送り元から直接送る通信の仕組みです。土台にしたのは、PyTorchのDTensor(データを複数のGPUに分けて置いた配置を表す仕組み)です。

例えば、8×8の重み行列を、学習用の2台のGPUが行ごとに、推論用の4台が列ごとに持つとします。推論用の1台が必要とするのは、学習用GPUそれぞれから届く4×2の範囲だけです。発表は、理論上の最小限のデータだけを送ると説明しています。

この考え方を形にしたのが、NCCL M2N Reshard(GPU同士の通信を担うNCCLの上で動く実装)です。GitHubのNVIDIA/nccl-extensionsで公開されています。同じ部分を複数の受け手に別々に送ると通信が重なるため、受け取ったデータはNVLink(GPU同士を直結する高速な接続)を通じて受け手同士で交換します。

NVIDIAのDGX H100とDGX GB200で行われたNeMo RLのベンチマークでは、Qwen 3 235BやDeepSeek v3 671Bを含むモデルで、従来方式より2.7倍から5.7倍速くなりました。編集部の見立てでは、この数字は比較対象と測定条件とセットで読むべきです。

また、NeMo RLでは通信量の大半を占めるフィードフォワード層の重みだけをReshardで送ります。小さい重みは従来の方法のままにして、対応範囲を保ちます。

NVIDIAの発表の図(AI学習の重み送り直し、2.7〜5.7倍速く NVIDIAの新通信方式「Reshard」)
画像:NVIDIA(公式発表)

日本の開発者が使う前の確認点

日本での提供時期は、まだ発表されていません。

Reshardは実験的な機能です(NVIDIA公式ドキュメント、11/7確認)。NeMo RLで使うには、refit_transportにnccl_reshardを明示して指定します(同、11/7確認)。設定が条件を満たさないと、事前のチェックでエラーになります。

対応するバックエンド、レイアウト、精度の種類は、NeMo RLのリフィットガイドに書かれています。自社の学習環境で動かす前に、公式の設定要件を確認してください。

NVIDIA Developerの発表を読む
研究・デモ段階

サイソクの判定

強化学習で大規模モデルを学習させる人は、NeMo RLの公式ガイドで対応条件を確かめるとよいでしょう。

料金
無料(オープンソース)
無料枠
無料で試せる
主な対象
AI開発者

11/7時点の判定。発表内容をもとにAIで判定しています。最新の提供状況は公式情報をご確認ください。

すぐにできること

  1. 1NeMo RLを使っている人は、リフィットガイドで対応するバックエンドとレイアウトを確かめる
  2. 2NCCL Reshardの設定条件を公式ドキュメントで読んでおく

この記事をシェアする

出典と更新履歴

出典(公式)
NVIDIA Developer Blog「Accelerating Reinforcement Learning Weight Refit with the Reshard Collective」
日時
公式発表 サイソク掲載
確認方法
公開前に、本文を出典と自動で照合しています(事実確認 88点/100点、70点未満は非公開)。制作と確認の方法
誤りの報告
お問い合わせから受け付けています。直した記事は訂正履歴に残します。

次に読む記事

同じ話題の記事提供中NVIDIAがAI学習の自動復旧ツール「NVIDIA Recovery」を公開NVIDIA Recoveryは、分散AI学習の障害を自動で見つけ、止まった学習を再開させるオープンソースのサービス続きを読む

NEWSLETTER

毎朝7時、昨日のAIニュースの要点を5本

前日に出た記事から大きな発表を選び、1本2行でまとめてメールで届けます。無料・いつでも解除できます。

確認メールのリンクを開いた時点で登録完了です。アドレスは配信にだけ使います(プライバシーポリシー)。 配信の内容

大きな速報を、通知ですぐに

主要企業の大きな発表だけ、1日4回まで。夜22時〜朝7時は鳴らしません。いつでも解除できます。

本記事は公式発表の文章をもとにAIが要約・解説して自動生成したものです。誤りが含まれる可能性があるため、正確な仕様・料金は公式発表をご確認ください。元記事を読む制作方法と事実確認の手順は編集方針をご覧ください。誤りのご指摘はお問い合わせから受け付けています。